■自分の情報がどれくらい漏れているのかを自分で確認する方法
「自分がもしストーカーに狙われたら」とか「名簿業者がココに書いてある情報で名簿を作り始めたら」という想像力・危機感でFacebookを使っている人が少なすぎるのが気になってる。
プロフィールはデフォルトが「公開」になっているので、情報が欲しい人から見れば取り放題。契約を結んだわけでもないFacebookという公共の場所で、さらせる個人情報など何一つないはずだ。
そのわりには、プロフィール顔写真、フルネーム、生年月日、住所、会社名、出身大学(年度)、出身高校(年度)、趣味、嗜好、他にもいろいろ。高校の卒業年次がわかれば歳もだいたいわかるしね。プライバシーのレベルの高い情報がてんこ盛り。
みんな、信じすぎ。ネット上で、信じられるのは「自分の知識」「知識のある信用できる友人」そして「お金」。お金というのは、セキュリティを確保してもらうために払うお金のこと。
そこで、私からのオススメなのが、
「自分のプロフィール」や「日々のアクティビティ」が、第三者にどの程度見られているのかを、自分の目で確かめること。
Facebookのシステムは設定がわかりにくく、どの程度が漏れているのかが想像しにくい。
そこで、確かめる方法はこれ。
Facebookに、もう一つ、ダミーのアカウントを作る。捨てメールアドレスをどこかで作ってきて(hotmailとかyahooとかGoogleとか)、それと適当な名前を考えて、Facebookに新規ログインする。次に、自分の名前で検索をかけて(第三者になりすました状態で)、自分の「プロフィール」や「日々のアクティビティ」を除いてみる。それが、今、ネット上で公開されている、あなたの情報。
例えば、それは、あなたの隣近所の、全く挨拶もしたことがない他人が、知り得る情報であることを忘れないで。
※追加情報:プロフィール編集画面のなかに、プレビューという機能がある。そこで、「すべてのユーザ」又は「特定のユーザ」から、どのように見えるかを確認することも可能。
■Facebookがいう「友達の友達」って?
ふつう、実生活で考えてみると、「友達」と「友達の友達」って、とても大きな隔たりがあるよね。
というよりも。
「友達の友達」=「他人」でしょ?
でも、Facebookの思想的には、
「友達の友達」= 「ほぼ友達」「もうすぐ友達」「だいたい友達」
なんだよね。
ここが、人によっては感じることになる、「気持ち悪さ」なんだと思う。
ただし、Facebookをビジネス利用している人や、フリーランスで仕事をしている人や、自分の名前を世の中に広めてナンボの職業の人は、名前が広がることがメリットなのだから、Facebook的な思想は受け入れられるし、Facebookを使うメリットが大きいと思う。
でも、普通の主婦や、普通の会社員は違う。そこは、決定的に違う。
私は個人的には、Facebook上で仲間を増やしていきたいという感覚がもうない。昨年、1年間使っていく過程で、じゅうぶんすぎるほどのつながりができた。ありがたいことだと思って、それについては、Facebookには感謝している。
今後は、このつながりを大事にしていきたいだけ。できれば、クローズドな場所で、交流をし続けていきたい。ただ、Facebookはどう考えても、ほぼパブリックな場所。それが私の出した結論。ここ数ヶ月、Facebookの仕様を、あれこれ探ってみての結論。
そうなると気になるのは、私の友人の中で、つまらないセキュリティ事故などが起きなければいいがなあ、ということ。知らずに使っている人が多すぎるので。
■まとめ
以下を推奨したい。