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【ガジェット】SPIDERが次世代TVになり得るのか?

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■SPIDERは日本におけるリアルな次世代型TV

SPIDER - 地デジを1週間、全録するレコーダー。

テレビが進化する可能性を追う!日本の閉鎖的な放送業界を揺り動かす「SPIDER」のさらなるチャレンジ  | 佐々木俊尚「ブレイクスルーな人たち」

日本においては「GoogleTV」よりも「Appleの出す次世代TV」よりも、このSPIDERのほうが、よりリアルな次世代TVになる可能性がある。次世代TVになる可能性があるかどうかは未知数であっても、少なくとも、現状の法律の枠組みの中で存在しうる唯一の次世代型TVと言っていい。

 

■次世代TVに必要な機能は?

次世代のTVを再定義するためには、次の2つの機能が必要だと私は常日頃考えていた。

  1. 録画という意識が不要になる
  2. 全ての番組にメタデータが埋め込まれ、內容を横断的に検索できる
  3. 「過去の視聴履歴とSNSのアクティビティ」を元にした、精度の高いオススメ番組の提案

このうち、1.を解決する方法は全ての番組が何らかの方法で録画してファイル化されており、必要な時に簡単に引っ張り出せる仕組みだ。

録画したデータを、「オンライン」に置くか、「ローカル(自宅)の録画機」に置くかの方法が考えられる。ただし、オンラインに番組データを置いて配信する方法は、日本では最高裁の判決の結果、著作権の侵害となり、(テレビ放送局以外が)実施することはできない。(例.まねきTV)

よって、SPIDERは、「ローカル(自宅)の録画機」に置く方法を取っている。

参考)

 

■SPIDERはどういう仕組み?

SPIDERは、上述の1.「録画という意識が不要になる」と2.「横断的に検索ができる」の機能をすでに持っている。「全録」という方法を使って過去1週間分の全てのチャネルの番組データを本機に記録する。また、番組のメタデータも、全国のテレビ放送局分をカバーしているようだ。その結果、他社の「全録」と異なり、番組やCMの內容に関する詳細な検索を実施できることで、TV視聴体験を大きく向上させている。

 

SPIDERは理想形なのか?どうあるべきか?何がネックか?

ただ、これが最終的に理想的な形か、と言われると・・・・けっきょく、外出先からその番組を見るためには、自宅にリモートログイン→ストリーミング配信する仕組みを使うことになる(ただし、現状は著作権保護の仕組みが邪魔して実現できない)。1週間はデータを保持できるが、それ以上は消えていく。やはり、理想的なのは、オンラインアーカイブ(サーバ上に番組データを持つ)。

SPIDERは画期的なのは間違いない。一度、この体験を知ってしまうと後戻りができないだろう。このSPIDERの動きに触発されて、テレビ放送局が重い腰を動かすことを期待したい。

とにかく、法律や仕組みがネックになって、ユーザの利便性が損なわれているのは間違いなく、その法律や仕組みを誇示しているのはテレビ放送局なので。

このあたりが、次世代のTVのあり方の議論の本質の部分になってくると思う。

 

追伸:SPIDER PROのリモコン

柴田文江氏のデザイン。柴田氏は子供向け携帯電話やZOJIRUSHIの「ZUTTO」シリーズに加え、最近では京都のカプセルホテル「9h(ナインアワーズ)」やデジタルサイネージと融合した次世代型新飲料自販機などを手掛けて大きな話題となり、Gマークの審査員にも就任している。

シンプルであり、機能的なデザインのリモコンに見える(Sakakの感想)。

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以上。