■現状のSNSでは足りないもの
私がここ最近、SNSに関して書いた代表的な記事を2つ紹介する。
1で言いたかったのは、単純に人と人を、親しいかどうかで繋げるのではなく、「興味/知識/知恵/経験/センス/価値観...」そういうものの上にネット上のつながりを作りたい、ということ。
2で言いたかったのは、1つのSNSで全てのコミュニケーションをとるのは無理、ということ。友人・知人とワイワイやっているSNSに、家族や兄弟をいれることなどできない。例えば、医療や育児など、プライバシーの高い內容をやりとりしたいなら、別のSNSを使うべきだ、と書いた。
そして、この1と2の2つが、今後の新しいSNSの流れになってくるのではないかと考えている。
■同じものに情熱を持っている人たちをつなげる
▼Facebook、Twitterの次にくる、話題のSNS「Pinterest」を使ってみた:日経ビジネスオンライン
「同じ感性、価値観を持った人同士でつながりたい」、そういうSNSが必要だな、と考えていたら、このPinterest(ピンタレスト)という画像に特化したSNSが登場していた。
このサービスが全てを塗り替える、という意味ではない。ただ、いろんなカテゴリに特化したSNSが、今後次々に出てくるのではないか、と私は考えている。
人と人をつなぐための(Facebookのような)SNSは無くなりはしないだろう。ただし、何でもかんでも、その1つのSNS内でシェアしまくることは、クールじゃない。少なくとも、私はそこにストレスを感じることがある。
私はこう自問自答してみる。
「なぜコンテンツをシェアするのか?」「何を目的にしているのか?大勢の友人の前にシェアして、1つでも多くの「いいね!」を貰いたいためなのか?」、と。
違う。それとは違う。
どちらかというと、「わかる人にわかってもらいたい」という気持ちのほうが強い。そう考えた時に、今のSNS、特に、Facebookは私の求めているものとは違う。
人と人をつなぐためのSNSは、今後「コミュニケーションを取る」という目的に特化されていくと思う。少なくとも、私自身はそういう使い方にしていきたい。自分の感性、価値観を共有するツールとしては、そういうことが実現可能なサービスに、今後、シフトしていこうと考えている。
そして、Pinterestというサービスが盛り上がっているところを見ればわかるとおり、そういうことを考えている人が増えてきている。既存のSNSで全てを完結するには「何かが決定的に足りない」と人々が感じ始めている、ということだ。
以上。