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【SNS】SNSとは何なのかを作り手の立場で考える

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SNSで仲良くしていた彼が「SNSは今日限りで辞める」と宣言して去ってから数ヶ月がたつ。非常にクオリティの高い個人サイトを運営する彼のポストは、SNSのユーザーにも人気だった。

 

あの後、彼とは個人的にメールでやりとりをさせてもらって、私自身もいろいろ思うところがあった。SNSとはいったい何なのか、コンテンツの作り手の立場からの思いを中心に書きたい。

 

■彼がSNSをやめると宣言した後の、フォロワーの反応が意外だった

当然のことながら、彼が「辞める宣言」をした直後から、別れを惜しむコメントが多数あがる。「寂しいです」「残念です」「楽しみが減ります」「また、いつかどこかで」とか、そんな感じだったと思う。そこで、私はとても不思議な気持ちになっていた。

 

別に彼はSNSへの投稿を辞めると言っただけ。彼の個人サイトをみれば、そこには彼の生み出すコンテンツがある。彼のセンスで選び出した写真がある。彼の言葉で綴ったテキストがある。彼にメッセージを個別に送る事も可能だった。

 

彼の作り出すコンテンツや、彼自身のファンであるなら、SNSから個人サイトへ、フォロー先を変更すればいいだけでしょう?

 

だけど、なんだか、お別れ会のようになっていて不思議だった。私がSNSを辞めても、同じ事になるんだろうな、という事を考えていた。

 

■コンテンツの受け手は、流れてくるものをただ待っているだけ

このエピソードからハッキリわかる事が一つある。それは、SNSというサービスにおいては、コンテンツの受け手が、流れてくるものをただ待っているだけ、ということだ。自分から探しに行く、追いかける事はしない。自分のサインインしているサービスの中で、手を伸ばす(フォローする)ことしかしない。

 

この事が実感としてわかった時、コンテンツの作り手のモチベーションは、大きく下がる。彼に限らず、私も全く同じ気持ちだ。

 

コンテンツの作り手として、理想を言えば、自分を見て欲しい。自分だけを見てくれる人、自分を追いかけて見つけてくれた人と、交流したい。そういう人との時間を大事にしたい。

 

■昔と今

16年前、私が個人でサイトを運営し始めた頃、見てくれている人達が、もっとストレートに自分を見てくれていたように思う。私が一方的にそう思っていただけかもしれないが。「あの頃は皆が同じ方向を見ていた感じが当時はあった」ということについては、(前述の)彼も同意してくれた。

 

当時と今。ネット利用者が飛躍的に増え、便利なツールも増えた。その反面、プライバシーの問題も出てきて、ネットを楽しむために障害になることも増えた。人々が自分をむき出しにするためには、いくつかのプロセスが必要になった。

 

それでも、自分がネットで見つけた「お気に入りの誰か」を追いかけることはできるはずだ。SNSというサービスは、そういうような「誰かを必死に追いかける」事はせずとも、簡単に「つまみ食い」ができる。しかも、その「つまみ食い」で、全部を食べた気になっている。そういうふうに私は見える。作り手の立場として。

 

SNSでできることは何だろうか

そう考えると、現時点のSNSは「コンテンツの受け手重視」の仕様になっていると思う。作り手のモチベーションを上げる何がが足りない。

 

優良な作り手がSNSから離れていくということは、SNSのストリームに流れるコンテンツのクオリティが下がっていくのは必然だ。SNSがその魅力を高めていくことは、今の仕様のままでは難しいのではないかと思っている。

 

私自身、現時点でのSNSの使い方は、ブログのアップデート情報を流すことくらいになっているが、それすらもいつまで続けられるかわからない。

 

Twitterは、パブリックなインフラであるがゆえに、SNSとは違ったスタンスで続けられそう。無数にあるツイートの中から、わざわざ私のツイート(ブログの更新情報とか)をRTしてくれたりする方がいるというのはありがたいと思うし、次のブログ作りへのモチベーションにつながっていく。SNSTwitterは、似た特性もあるが、根底の部分で違いがあると思う。

 

現在はhatenaでブログを書いているが、コメントや評価をいただくのも非常にうれしい。私と同じように「ブログを書いている同志」だからだと思う。

 

■まとめ

待っているだけでは、自分にとって本当に必要なものは手に入らない。自分から動くことが必要。大好きな作り手がいれば、声をかけたり、追いかけたり、そういうアクションが大事。そこから生まれるものは何かあるはず。

 
以上。