Sakak's Gadget Blog

商店街、街並み、旅先で出会った瞬間を夢中になって撮っています。名古屋。

【ガジェット】Windows8発売後に起こる3つのこと

f:id:keisuke9498:20120730211643j:plain

「Surface」タブレットを10月26日にWindows 8と同時発売--MSが明言 - CNET Japan

Windows8の発売が2012年10月26日に確定したわけだが、その後、市場で何が起きそうかを3つにまとめた。すべて、Sakakによる勝手な予想である。

 

■現時点でわかっていること(要点)

・2012年10月25日に発売されるものは、「Windows8(OS)

・2012年10月25日に発売されるもうひとつは「Surface」と呼ばれる、Windows8が搭載されたMicrosoft製の端末(ハードウエア)。CPUは、ARMチップ。ざっくりな言い方をすれば、PCというより、タブレット端末。iPadAndroidタブレットのイメージ。

・2012年10月25日には、従来どおり、PCメーカー各社から、Windows8搭載PCが、おそらく発売開始されるだろう。

・上記の約90日後、つまり2013年1月25日に発売されるものは「Surface」と呼ばれる、Windows8が搭載されたMicrosoft製の端末(ハードウエア)。CPUは、Intelチップ。従来イメージの延長線上にあるPCだが、Microsoft製という部分が初もの。おそらくUltrabook規格のPCと、価格やデザイン、ハードウエアペックで競合すると思われる。

 

■予想その1.わかりにくさが問題となり、買い替えユーザが混乱する

従来の延長線で、PCを買い換えようとしていた(PC苦手系の)人達は恐らく面食らう。そもそも、Windowsに「ARM版」と「Intel版」という2種類をもたせたことで難解さのハードルが一段上がる。そもそも、ARMって何よ?ってところからの説明がいるし。そこに登場したSurfaceというハードウエアの存在が、混乱に拍車をかけるだろう。年配の人などに伝わるとは思えない。いっそのこと、「Windows8にARM版があること、SurfaceというMicrosoft製の端末があること」については、ナイショにしておけばいいかも(笑)。

 

予想その2.Windows8Intel版)が出るまで買い控えが起きる

Windows8Intel版)が発売される、2013年1月25日まで買い控えが起きるような気がしている。私自身がそうなので。

 

何か1つのデバイスに手を出すとなった時、恐らく、Surfaceのどちらかを買うことになる。OSだけなら、ライセンスを買って、手持ちの端末にインストすればいいだけなので。Microsoft製という端末を使ってみたくなるよね。

 

Surfaceに決めたとすると、ARM版かIntel版で迷うわけだが、迷うためには、少なくとも、2つのスペック及び価格が確定してくれないと、比較しようがない。ということで、2013年1月25日に、Intel版のスペックを確認できるまでは、ARM版を買うという判断にOKがなかなか出せないんじゃないかな。ARM版が1万、2万とか、叩き売り的な値付けだったら買うけど。でも、そんなことはしないと思うので。恐らく4万~5万円付近はいくでしょう?

 

その結果、Surface(ARM版)の出足は、(私の読みでは)鈍いと思う。Intel版が出るまでは、発売台数が”意外と伸びない”的な感じになる。

 

予想その 3.Windows8の仕様は大きく変わるが、たとえコケてもMicrosoftは崩壊しない

Windows8と、過去のOS Versionを比べた場合、大幅な仕様変更がある。デスクトップOSから、スマートフォンタブレットOSへ大きく舵を切った形だ。デスクトップOSと、スマートフォンタブレットOSとの融合、と言ってもイイかも。

 

Appleも、そういう方向に向かっており、今回の仕様の変更は世の中のトレンドだ。方向性は間違ってはいないが、Appleが幾つものステップ(OSのブラッシュアップ)に分けて、徐々にユーザに浸透させようとしているのに対して、Microsoftは一気にやろうとしているところに危うさを感じなくもない。

 

既存のWindowsユーザにどのように受け入れられるかが非常に見ものだ。新しいUIに全くついていけないお年寄りとか、出てきそう。Windows7に戻す人とか続出したり。

 

ただし、例えば、今回のWindows8の評価が大コケだとしても、それでもMicrosoftが崩壊しないと考える理由は以下。

  1. ビジネス分野では、最低、あと5年はWindows7だから。
  2. サーバ分野(エンタープライズ系)はWindows Server OSは依然として強い

コンシューマ分野でコケても、ビジネス分野でがっちりライセンス料を取れているので、Microsoft帝国は、当分安泰であるとは言えると思いますね。

 

■まとめ

以上が、私の考えた、Windows8発売後に何が起きそうかを予想してみた3つ。個人的には、OSそのものには、興味を失いつつあったなか、Surfaceという「ハードウエア」からMicrosoftのやる気をチラっと感じたわけで、そこは楽しみにしているところ。

 

以上。