世の中、自分一人でやること以外は、思い通りにならないことばかりだ。
そう思い始めてから、ずいぶん生きやすくなった。
少しづつ思い通りなり始めたのは「思い通りにならないな」と嘆かなくなってから。「こうなってほしい」「ああなってほしい」と願わなくなってから。
「こういう仕事はやりたくない」「ああいう仕事もやりたくない」などと思うことがなくなってきてから、自然と自分のやりたい仕事が舞い込んでくるようになった。
若い時は、気にしてもしょうがないことをいつも気にして生きていた。
恋愛でもそうだった。
自分の言っていることがいつも正しいとは限らない。自分が相手にどう思われているのかも、自分目線で考えた妄想でしかない。
自分を過信してはいけない。うぬぼれてはいけない。
自分ができることは、自分ができる方法で自分を表現すること。この先、自分の思い通りになるなんて過信しないこと。
もし思い通りにいったなら、それは相手や周りがうまくやってくれたから。その時は全力で感謝すること。
若かりし頃の自分に会えたら、ここに書いた話を伝えたい。
ただ、残念ながら若かりし君に会う事ができないので、君は多くの失敗をすることになる。
以上。