体育館の無骨な作りは嫌いではない。近代的な建築デザインとはかけ離れた、昔ながらの作りなのだけど、その丈夫で強固な作りからにじみ出てくる雰囲気は悪くない。何よりバスケットで毎回お世話になっているわけで、偉そうなことは何一つ言えない。
今日は体調が万全ではなかったのにも限らず、よく走れてよくシュートが決まった。おそらく自分のチームのメンバが良かったから。
チームスポーツって、個人競技にはない大きな魅力があるように思う。例えば、目の前にボールがあって、そこに向かって全力で走る必要があるとして、チームスポーツでなければ、自分はあんなに必死で走れないのではないか、と思うのだ。
チーム全員で、1つのボールをバケツリレーしているようなものだ。つないでつないで、相手のディフェンスの隙間を見つけて、そこにボールを放り込み、受け取り、シュートを放つ。誰か一人がミスをするだけで成立しない。
シュートが成功したっていうことはそのシュートを成功した人だけの力ではなく、そこに運ぶまでの全てのアクション(スピード、タイミング、パスの精度)が成功したから。それを思うと、自分が失敗するわけにはいかないし、成功すれば全員で喜びを分かち合う。その繰り返し。
当たり前の事を今日は書いている。でも、その当たり前のことが、やってみると意外と感動したりする。だから、チームスポーツはやめられない。
以上。