昨年末、仕事のスケジュールがギリギリまで決まらず、バタバタしながら休みに突入。なんとなく仕事のことが頭をよぎりながら年を越す。少し気分転換をしたくなったのでプチ旅行に出る。結果的にコレが良かった。旅先で何か少し「置いてこれた」気がする。
私は旅を語れるほど旅の経験はないのだろうけれど、それでも旅はイイ。いつもと違う土地で、いつもと違う空を見て、いつもと違う空気を吸う。理屈じゃなくて、なんかイイ。旅慣れている人は旅先で何かを得ることもできるのだろうけど、私はそこまで欲張れない。その空間に集中できればいい。何か少し置いてこれればそれでいい。
旅に出たからといって現実の問題が解決するのではないけれど、少しでも(気持ちを)軽くできるっていうのはすごいと思う。今の私には、旅以外の方法が思いつかない。
旅に行くと、そこで関わった人に目が行く。ホテルのフロントの人、レストランでお味噌汁をついでくれた人、電車で子供に席を譲ってくれた人、旅先で丁寧に応対してくれた人。どんな人にも、それぞれの人生があって、そういう関わりをもった人のことを想像するのがけっこう楽しい。
みんな社会に関わって生きている。私もそのひとり。私は誰かに必要とされているのだろうかと、ふと自問自答してみたり。
忙しすぎるスケジュールで誰か(何か)に動かされていると、そういうことも想像できないまま時間だけが過ぎていく。とても疲れる。
ある固まった時間を持つということはやはり非常に大切だと感じた今年の年始だった。その時間を旅に使えるのは、やっぱりイイな。
以上。