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【時事】13歳の息子へを読んで感じた違和感

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13歳の息子へ、新しいiPhoneと使用契約書です。愛を込めて。母より(Hana.bi) - BLOGOS(ブロゴス)

ネットで話題のこの記事について感じたことは、以下。

 

  • 書いてあることは正解だと思う。正解だが(大人目線の)一方的なものの言い方に対して子供がどう受け止めるかは子供次第。
  • 子供に「いつ・誰が・何を教えるか」は、各家庭ごとにレベルが異なるはずなので、このエントリーだけが絶賛されてしまうことに違和感を感じる。
  • この契約書に書かれている内容は、むしろSNSに振り回されている大人が実践すべき内容では?

 

■書いてあることは正解だが・・・

ITリテラシーの教育としては、このエントリーに書かれている内容はほぼ正解だと思う。むしろ正解すぎるくらい。今の日本の学校教育でも、親子間でも、ここまできちんと教えることはできていない場合が多い。おそらく、道具の操作方法を教えることで精一杯なのでは?

 

ただ、これだけ一方的な伝え方(使用契約書)にはひっかかるものがあった。受け止める側(子供側)に、受け止めるだけの能力が備わっているかどうかわからないから。対話のなかで伝えればイイ話であって、ここまで一方的な伝え方は、むしろ逆効果になるかもしれないと思う。

 

■いつ・誰が・何を教えるべきか

ただし、これらは、その子供の性格や成長度合いによる。子供の性格や成長は親がよく知っている。どのタイミングでどの伝え方が適切か、その子供に合わせて適切なタイミングで適切な伝え方をするべき

 

だから親から子供への「13歳の息子へ」というエントリーが独り歩きしてしまい、どこの家庭でも当てはまるという雰囲気になってしまうのは気持ち悪い。

 

「誰が」という話で言えば、親だけに押し付けるのではなく、「同じ世代の友人」や「教師」や「社会」が教えることのほうが素直に伝わることだってたくさんあるはず。

 

■むしろ大人が自分のことをふりかえるべきでは?

我々大人が使っているツールの種類は多様化していて、どういうマナーでどういう使い方をすれば、安全で安心かはわかりにくい。我々大人だって、少し使ってみて、時には失敗をしながら、学んでいく。

 

そのリスクを回避できるように、親が子供に教えてあげようとしている気持ちはわからなくもないが、じつはこれがけっこう難しかったりする。今の子供と今の大人では、生きている時代が大きく異なっていて、見えている景色が全く違う。物心がついた時からインターネットがある世代と、大人になってからインターネットが普及した親世代とは、体験したものが全く違う

 

体験したものが違うということは、感覚も感性も違う。年が違うから感受性も違う。何をどう伝えるべきかという内容も、「大人向け」と「子供向け」とはずいぶん違ったものになると思う。

 

この「13歳の息子へ」というエントリーが話題になって、賛同を得る人が多いというのは、むしろこの使用契約書は「大人向け」なんじゃないか?と思うんですね。「大人が読んで理解しやすい内容」であったからウケた。この13歳の子供にウケるか、伝わるかはまったく別だということ。

 

むしろ、このエントリーは、「SNSまみれになって制御不能になっている大人へ」というエントリーにしたほうがしっくりいく気がする。

 

朝日新聞デジタル:SNS、職場ストレスの種 「ソーハラ」相談も急増 - 社会

13歳の息子の心配をする前に、(大人は)まずは自分自身の心配をしたほうがいいんじゃないですかね?

 

以上。