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【時事】社会的な反響が大きかったという逮捕の理由について

Rainy Day

■京大入試事件

あれからもう2年もたっているんですね。京大入試にカンニングした学生を京都府警が逮捕した事件です。

 

私が2年前に書いた記事です。

【時事】京大入試カンニングは何の罪に問う?: Sakak's Blog

【時事】京大入試カンニングは何の罪に問う?その2: Sakak's Blog

【時事】京大入試カンニングは何の罪に問う?その3: Sakak's Blog 

 

これを読み返しながら思ったこと。京都府警が、この学生を逮捕した理由について「社会的反響が大きかったから」と記者会見で説明しているんですね。今聞いても、バカかと思いますよね。

 

社会的な反響って、国民から沸き上がってきたものでもなんでもないですよね。この京大入試の事件であれば、京大が慌てた。まったく想定していなかった手口でカンニングをされたから、ただ、ひたすら慌てた。それだけです。社会的反響を(意図的に)大きくしたのは京大でありマスコミです。

 

■社会的な反響は意図的に作られた

現在進行中の遠隔操作事件も構図としては全く同じです。遠隔操作が可能なウイルスを作り、全く関係のない一般市民をワナにかけた犯人はたしかに悪いし、罪です。でも誤認逮捕したのは誰が悪いかというと、警察です。「捜査能力が低い」ことも大問題ですが、「無実の人が自白するまで追い込んだ」というのは許しがたい罪です。

 

今回、「威力業務妨害容疑で逮捕」ということなら、過去にその罪で捕まえた人と同じような扱いで逮捕、報道するべきだったのでは、と思っています。でも、マスコミの報道はまったく違っていましたね。逮捕前にマスコミと連携しながら、大々的に報道していたことにも違和感を感じるし、写真や名前をあれだけ大きく伝える必要はまったくないと感じます。

 

警察はきっと「社会的反響が大きかったから」という定番のセリフを吐くのでしょうが、「社会的反響」とは何のことかを具体的に説明していただきたいと思います。国民が感心をもっているのは「誰が真犯人だったのか」だけでなく、「無実の人が自白するまで追い込んだって、どんな取り調べをしていたんだ?」ってことなんですよ。国民の感心を自分たちの都合の悪いことからそらすために、ああいう報道をしたんだろうな、ということは容易に想像できます。

 

■これからのこと

ネット上のサービスやプログラムを応用した、想定外の事件はこれからも起きると思います。増えると思う。我々の生活にネットが関与してくることが多くなるから。スマートフォンの普及の速度に対して、使う人の情報リテラシーが追いついていないことも非常に気になります。

 

大事なことは、想定外のことが起きるという前提で、その事件を適切に裁くこと。取り締まる立場の人たち(例えば警察)は、サイバー捜査の能力を向上させることはもちろんですが、それでも防げない事件が起きる可能性も十分に考慮すべきでしょう。

 

警察とか検察とか、権力を持った人たちが、自分たちに向かってくる個人を握りつぶすという構図を(最近は)見かけることが多い気がします。法のもとに適切に裁いていくことには疑問はないんです。でも、実際はそうではなく、自分たちの都合で、社会的な反響を意図的に作り、印象操作をしている様はすごく違和感を覚えます。

 

テレビやマスコミ、警察の発表内容を鵜呑みにするのではなく、事件が潜在的に抱えている「本質的な問題、課題」について、みなが自分自身で考えないといけない時代になりましたね。

 

以上。