Sakak's Gadget Blog

商店街、街並み、旅先で出会った瞬間を夢中になって撮っています。名古屋。

【雑記】七色思夏期さんの個展を見て感じたこと

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今年がどんな1年だったか、何があったか、そんなことをゆっくり振り返ることができるのは年が開けてからになりそうだ。とにかく、年末の予定がパンパンで、駆け足で時間が過ぎていく。師走と言いますしね。

 

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忘年会が始まるよりも、現地に早く着いたので、街をふらふらと散策していた。カメラで写真を撮ったり撮らなかったり。

知らない道、知らない街のほうへ進んでいって、この先どうなっているんだろうか?という好奇心を満たしながら歩いた。

思えば、自分の好奇心に素直に向き合った1年だったように思う。

誰かに決められた道はつまらない。自分のアンテナのひっかかった場所を見つけてはそこに出かけ、現場で感じる空気、色、匂いを受け止めた。その達成感をそのままブログや写真に出し続け、その塊(かたまり)が、このブログ記事1年分となった。

2015年はどうするとか、何に向かうとか、まったく考えてません。その時、その瞬間の自分が興味をもったものに全力で向かうだけです。

ただ、人とのつながりを「数の多さではなく、1本1本の絆を大事にしていきたい」という強い思いがあります。今年、個展をやらせてもらって強く感じました。

ブログを書く、写真を撮るというのは、ある意味孤独な作業なんだけど、孤独な作業をやり続けるもの同志でしかわからない「共感」ってあると思うんですね。

そこを分かり合えたもの同志の絆とか、通じ合えた後の交流を通じて起きるインスピレーションとか、そういうものを大事にしたい。そんなことを思いました。

 

■七色思夏期さんの個展の話

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12月14日より七色 思夏期さんの個展「第5回写真展 七色幻想写真 アナログパラダイス」がスタートします。SHUTTER HOLIC(愛知県岡崎市)で、七色思夏期(なないろしげき)さんの個展を見てきました。「カモメが飛び交う海岸や遊園地」+「水族館のイルカ」という多重露光フィルムカメラ)を使った作品なのですけど、そのクオリティの高さに驚きました。

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多重露光というプロセスを踏まずとも、それぞれ一つの写真としても非常にカッコ良い写真なのですけども、多重露光することで、まるで夢の世界のような雰囲気ができあがっていました。遊園地と水族館の多重露光などは、まるで水中都市を描く映画のワンシーンのような。

デジカメの「画像処理技術」や「失敗しない技術」が急激に進化する一方で、あくまでも手作業とアイデア勝負で実現する手法は、これからその価値が相対的に上がっていくのではないかと思いました。

 

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デジタルカメラが進化して、失敗しないで「それっぽい写真」が誰でも簡単に撮れるようになってきた。これからも、どんどんそれっぽい写真が取りやすくなると思う。要は、失敗しない写真が簡単に出来上がる。とくに、家族写真などは、失敗しないことが一番だから、そういう進化は助かるでしょうね。

でも、自分の記憶に残したい写真、作品として残したい写真を撮りたいとしたらどうでしょうか。高性能なカメラ、高いレンズだけが撮れる写真を否定はしませんが(だって私がデジ派ですし)、でも、それとはまったく別のベクトルに、手間暇をかけてじっくり作った1枚がもつ圧倒的な魅力ってあると思いました。

12月30日(火)(最終日は17:00まで)展示されていますので、是非、自分の目で見てみることをオススメします!

 

■関連リンク

七色 思夏期 | Facebook

以上です。