▼引用:週刊ダイヤモンド 特集「さよなら!伝説のソニー」2012.2.4
サムスンがインターネットに接続するスマートテレビで進めるのは、電子公告のプラットフォーム「Samsung AdHub」だ。さまざまなモバイル端末やテレビのアプリに広告を搭載するシステムで、昨年9月に運用が始まっている。
同社製のスマートテレビには、人間の動作や映像を認識すするためのカメラがある。いずれ視聴者の個人認証や年齢、性別などを判断するソフトと組み合わせ、本人に適した広告をテレビ画面に流すことが予想される。そのプラットフォームを押さえて「テレビ版のグーグルのビジネスモデルを狙っている」(業界関係者)と囁かれる。
Samsungの、こういうところ(先の未来を作ろうとしているところ)について、日本のメーカーはどう考えているのだろうか。まさか、パネルの画質とか解像度とか、そんなハードウエアのスペックばかりにこだわって、「ソフトやサービスのほうは見る余裕がない」なんて言わないだろうね。それが本流なのに。
「いずれ視聴者の個人認証や年齢、性別などを判断するソフトと組み合わせ、本人に適した広告をテレビ画面に流す」⇒こういう流れは、この先確実にくる。だから、そのプラットフォームを誰がとるか、というのが本流だ。パネルのスペックや種類は本流じゃない。Samsungはそれをわかっていて、今、「Samsung AdHub」でトライを既に開始している。日本のメーカーはまだ何も手をつけていない、つけられないんじゃないかな?収益悪化でTV事業をたたもうとしているくらいだし。
私の予想が当たっているとすれば、日本のメーカーは完全にトレンドを読み違えてる。