Sakak's Gadget Blog

商店街、街並み、旅先で出会った瞬間を夢中になって撮っています。名古屋。

【雑記】幼児がiPadを使うという話を聞いて思うこと

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「2歳、3歳の子がiPadを使えるらしい」というネットの記事や紹介動画を見るたびに「だから?」と思う。その話に全く興味がわかないし、驚きもない。私は、iPadiPhoneも持っているけど、子供に与えることなどはしない。時々、触らせることはあるけど、積極的に手渡す気にはまったくならない。

 

自分の子供には紙の絵本を読んでほしいし、できれば体を使って遊んでほしい。

 

上の写真の本のように、紙の本でしか表現できないギミックってあるでしょう?飛び出す絵本なんかも、そう。あれは紙を使って飛び出すことに意味があるのであって、3D映像で飛び出したってダメなんだ。

 

紙の本だから、破れたり汚れたりする。「みんなで読む本だから大事に使おう」ということも自然に覚えていく。ページをめくりながら、読み進めるというアクションも気分を盛り上げる1つのアイテムだったりする。大人が子供に読み聞かせるのも、大きさに制約がない分、紙の本のほうが扱いやすいはず。

 

タッチパネルの操作を子供の頃から使えることが、将来に何ら影響など与えない。それはただのインターフェースの1つにすぎない。水を飲む時、蛇口をひねることができるかどうか、と同じくらいのレベルだろう。これからの時代に生まれてくる子供なら誰でもできる。他の子供より早めに使い始めることに、なんら意味はない。

 

幼児期に触れる紙の本は(想像以上に)高いポテンシャルを持っている。この時期に、ガラスの板を眺めさせている場合じゃない。

 

以上。