Sakak's Gadget Blog

商店街、街並み、旅先で出会った瞬間を夢中になって撮っています。名古屋。

【ガジェット】「サクサク動かない」と「知らないと使えない」は拒否反応を起こす

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 ■「サクサク動かない」ことに拒否反応を起こす

 

Playstation3(以下、PS3)でTVを視聴するソリューション(tornenasne)を使っている。操作のサクサク感が心地良いと感じるとともに、なぜこれが、SONYのTVやBlu-layレコーダーに生かされていないのか大きな疑問がわく(おそらく、会社組織が別だから、とか、そういうくだらない理由か)。

 

私は、ゲームはやらないのだが、写真やビデオのビューワ、TV録画機としてPS3を活用している。それだけでもPS3は十分な働きする。

 

つい先日、6年間使っていたPS3(初号機)が壊れた時に、最新のBlu-rayレコーダーを買うか、最新のPS3を買うか、2~3日悩んだ。結局、PS3を買うことにした。決め手は、やはりサクサク感だ。逆に言うと、最新のBlu-rayレコーダーであってもサクサクは動かない。Blu-rayレコーダーって毎年最新機種が出てくるけども、根本的な性能ってここ数年、全く変わってない。ネットワーク機能などが追加されたり、USB-HDDに対応できたり、オプション機能の向上だけでしょ。進化が止まっている。

 

「現在の技術ではTVやレコーダーをサクサク動かすことができない」というわけじゃない(現に、PS3が実現している)。何かメーカー側の都合で、結果的にサクサク動かないのだ。ユーザから見ればふざけた話だ。

 

スマートフォンタブレットに触れて、サクサク動くという感覚に慣れてくると、もう後戻りはできない。メーカーは、ユーザ視点に立ち、製品作りを行なって欲しい。

 

「サクサク動かない」ことに、私は拒否反応を起こす。

  

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■「知らないと使えない」ことに拒否反応を起こす

WindowsのUI(ユーザインタフェース)は、知らないと使えない。

 

「なんとなく使える」「だんだんわかってくる」という感覚ではなく、「知ること(調べること)で使えるようになる」という感覚だ。

 

これは、使っているうちにだんだんと馴染んでくるiOSiPhone/iPad)とは対照的だ。

 

WindowsのUIは、コンシューマ向け(個人向け)に最適化されていないから、とも言える。ビジネスでもコンシューマでも使えるように、全てを詰め込んだOSが、Windowsだから。多くのコンシューマが一生使わないだろう機能がふんだんに盛り込まれている。

 

さらに悪いことに、「日常的によく使うアイコン」と「一生使わないアイコン」が同列に並んでいる。そこは自分でどうにかしろ、ということなのだろうが。こういう作りを、優れたUIとは言わない。

 

ただし、WinXPWin7も、コンシューマ市場でかなり売れた。今でも多くの人に使われている。それは、OSの質が評価されたわけではなく、みなが使い方を(嫌々ながら)覚えてきて、「現時点で使えるOS」だからだ。一から新しいことを覚えること無く、過去の知識の延長線上に新しいOSが存在してきたから。だから受け入れられたのだ。

 

おそらく、現時点で最新のWin7の原型は1995年発売のWin95ではないかと思っている。WindowsにスタートメニューというUIが最初に組み込まれたOSだ。基本的には、Win95→Win7まで、一貫した流れの上にたっていた。

 

それが、Win8(2012年10月26日発売)によって、大きく変わる。スタートメニューは無くなり、OS起動直後はタイル状の見慣れないUIとなる。

 

過去からの流れから外れることは間違いない。

 

過去からの流れから外れた時、人はみな立ち止まって考えるだろう(考えるべき)。WindowsというOSは本当に優れたOSだったのか、と。そう考えた時、市場にはMacという選択肢もあるし、タブレットもあるし、iPadもある。そういうものへ、人が移っていくのは止められないだろう。

 

私が、Windowsをなぜ使っているのか。なぜ、使ってきたか。

 

それは、知識と経験があるので、何も考えなくても「使えたから」だ。だが、Win8は新たに使い方を覚えることになる。新しい使い方を覚えたくないわけではなく、どうせ覚えるなら、優れたUIや優れた技術で設計されたOSを覚えたい。結論から言うと、Macで良いよね、ってこと。

 

今、PCでやっていることは、Webで完結していることが多い。OSが何であるかが、ほぼ関係ない。そうなってくると、優れたUIを持つか持たないかの差によって、OSの評価が大きく変わる。

 

Win8を数週間ほど触ってきたが、(MS-DOSからMicrosoftを使ってきた私が)知らないと使えなかった。どこに何があるかわかったとしても、そのアイコンにたどり着くまでの手数が多すぎる。タッチパネルに最適化されているから。

 

Win8の先行予約が開始された。今まで、Windows-OSの発売日に3ライセンス程度買い続けてきたが、もうやめる。Win7はきっとXPのように息の長いOSになるだろう。Win7(Pro)のサポート期間は現時点で2020年1月14日(延長サポート)。心配しなくていい。十分、時間はある。

 

「知らないと使えない」ことに、私は拒否反応を起こす。Win8は知らないと使えなかった。

 

以上。