amazonって、便利だよね。小物はほとんどamazonでいいんじゃねえか、って思う。
amazon以前は、電器屋をふらふら巡るのが好きだったけど、ほとんどしなくなった。そもそも、店頭は売れ筋商品しか置いていなくて、自分が欲しいモノは取り寄せになるパターンが多いんだよね。あとは、店頭での保証の有無の違いくらいか。
ただ、最近、Microsoftやintelのパーツ、SONYのゲーム機などは、初期不良でさえも店頭で受け付けなくなったよね。メーカーに直接連絡を取るように誘導される。そうなるともはや、店頭で買うメリットが薄い。わざわざ店まで出向く交通費や手間暇の分、高くつくだけ。
amazonって、人の気配がしないよね。
amazonのどこかに電話をかけたら、「はい、amazonです」って電話で応対してくれる気がしないよね(笑)(たぶん、そんな窓口はない)。おそらく、Webからの誘導で、システムが対応するのだと思う。
そういう部分のコストカットも含めてのあの価格競争力なんだと思う。そこは本当に凄い。
じゃあ、全てのサービスは、amazon、あるいは、amazonのような「人の気配のしないシステム」により、我々は支配されれば幸せなのか?っていうと、それは違うと思う。
そこで、キーになるのは、やっぱり「人」なんだと思う。
人の気配がしないサービス。それに対抗するには、人にしかできないことを提供するというサービスがあっていいと思う。
人にしかできないことって何だろう?
小売店ではないのだが、岡山市で営業している、あるCafeのブログを紹介したい。読むと、とても温かいキモチになるのでオススメ。
そして、僕たちはカフェというものは何よりも心地よく過ごせる場所を提供する商売だと考えている。心地よく過ごせる場所、心地いい時間を提供し、その対価としてお金をいただく。オーダーいただいたご飯やお茶の代金をいただくのは便宜的なものに過ぎないとすら思う。究極的には、定められた入店料をいただいて金銭の授受は完了して「はい、あなたはこの場所で快適な時間を過ごす権利を買いました。いくらでもいてください。何か食べたかったり飲みたかったりすれば言ってください。個別のオーダーに対する料金は発生しません」というシステムであってもいいんじゃないかと思う。(実際に入店料+オーダー分の原価というバーはあるらしい)
今日これを書いたのは、「450円で3時間粘るとかちょっと申し訳ないなあ」みたいに思われている方が少なからずおられるんじゃないかと思ったからだ。長居ということに対して僕たちがどう考えているのかを知ってもらいたかったからだ。客単価とか回転率とかライフタイムバリューとか、そういう軸じゃない喜びが店側にあるということを知ってもらいたかったからだ。あなたが心地よく過ごせば過ごすほど僕たちは超ハッピーなんです、ということを一度書いておきたかったからだ。
人にしかできないことの1つがコレだよね。原価計算とかコストカットとかそういう軸じゃない、何か。人にしかできない、空間とか時間のコーディネート。
こういうのは人にしか絶対できない。どれだけネットが発達しても関係ない。大型のcafeチェーンができたって、おそらくマネできない。
人っていいよね。人にしかできないことってまだまだあるなって感じたよ。
このブログ主の方のcafeに行ってみたいと思ったよ。この店で時間を過ごしたいと思ったよ。
そしてなにより、このブログ主さんに会ってみたいと思ったよ。
以上。