■味のある看板
街にある看板というのは、いろいろ面白い。通りゆく人は見過ごしているのかもしれないが私は常に目を光らせている(笑)。
味のある絵を使っている場合が多い。この看板で言えば、バットマンのロビン似の男がチカンのイメージらしい。空き巣注意の看板の場合は、今だに唐草模様の風呂敷だったりするケースが多いが、2012年、そろそろドロボーもそのイメージではない気がするが・・・
この手の看板の楽しみ方としては、この看板がそこに設置してある意図について妄想すると、けっこうな暇つぶしになる。
この「チカンは犯罪!」の看板の場合だと・・・
そもそも「チカンは犯罪じゃない」と思っているチカンはいない。「万引きは犯罪です」も、おそらく同じだ。ということは、この看板の設置意図は(この文面どおりではなく)他にある。
おそらく、犯罪を未然に防ぐための抑止だろうか。チカンについてこの地区は(自治会や警察が)「目を光らせているよ」というアピール。また、住民へのアピールもあるかな。「この地区では過去にチカンが出たので夜道は気をつけて」とか。
でも、それって、ストレートに書いたほうがよくないかな?「チカンに対してパトロール強化中」とかね。遠まわしで伝える意図が何かあるかもしれない。例えば、「チカン多発地域」ということをアピールしてしまうことで、その付近の地域の印象・イメージが下がることを嫌うとか?
深いね。
■トイレの一言
公共のトイレに書いている一言についても、管理者の手腕が問われるね。
「汚すな!」とか「一歩前に出ろ!」とか、そういう威圧的な一言は、最近、減ったような気がする。コンビニなどでは「いつもキレイに使っていただきありがとうございます。」という一言が増えた。そのほうが正解だと思う。
そもそも、汚している人は人の言うことなどは聞かない。キレイに使う人は何も言われなくてもキレイに使う。
では、どうすれば、キレイに使ってもらえるか?
その答えの1つは「トイレを常にキレイにしておくこと」だと思う。
「どんな一言を貼り付けるか」ということ以前に、そもそもそのトイレがキレイに維持されているかどうかがポイントだと思う。ピカピカのトイレをわざわざ汚すということのハードルは高い。キレイなトイレは、心情的にキレイに使おうと思うでしょう?(汚いトイレは、それなりに)。
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看板や、公共の場所に貼り付けてある一言は、注目してみるとけっこう面白い。
以上。