■味よりも雰囲気重視で
▼東京の名古屋めし10選 - Time Out Tokyo (タイムアウト東京)
コレ読むと、東京で何でも食べれちゃいますよ?
品川で「風来坊の手羽先」、西武新宿で「山ちゃんの手羽先」、銀座で「矢場とんの味噌かつ」、秋葉原で「山本屋の味噌煮込み」、東中野で「台湾ラーメン」。「コメダでシロノワール」。
でも、うーん、違うなあ。。。。
何を食べるかっていうよりも、やっぱり「そこ」で食べないと、っていう雰囲気が必要だと思いませんか?
それに「名古屋めし」って言われているものって、どこで食べても圧倒的に美味しいっていうのとは、少し違うんですよね。独特な味で、好き嫌いもけっこうあると思うし。まあ、B級グルメですよね。
そういうわけで、名古屋について、「めし」と「雰囲気」と両方を味わえそうな場所を2つ紹介します。
■その1 中日ビル (栄)
▼中日ビル
この中日ビルが、ヤバいです。おそらく、観光ガイドとかには絶対のらないでしょうけど、名古屋人の聖地みたいな場所です。とくに、おじいちゃん&おばあちゃんにとって。
中日ビルの4Fに、中日文化センター(カルチャーセンター)ってのがあるんですね。ここに、名古屋弁ネイティブな70,80を過ぎたじいさん・ばあさんが大集結。当然、飲食店もターゲットはその客層狙い。コジャレた店など皆無で、昔ながらのソファーがふかふかの喫茶店や、うなぎ、みそかつ、きしめん。。。名古屋めしなどという呼び名が出るよりずっと前から(当たり前のように)ある店ばかり。
でも、本物の名古屋めしってこれじゃないのかな?って思うんですよね。名古屋のじいさん・ばあさんが昼ごはんに食べてるめし。うちのおばあちゃんも、通っていた場所。お年寄りの聖地?
三越ラシックや松坂屋名古屋でお上品に食べる名古屋めしも、たしかにうまいけどね。うまいんだけど、きっとそれは名古屋以外の人向けにデフォルメされてる部分もあり、本当の名古屋めしを名古屋っぽい雰囲気で食べたいっていう人がいたら、ここが選択肢の1つにあってもいい気がするんだよねえ。
ほら、こういうのって、どんだけ美味しいんだよっていう勝負じゃないでしょ?
味より雰囲気優先!名古屋弁が聞けるとかじゃなくて、名古屋弁しか聞こえない店内の雰囲気も込みで。
中日ビルは建物が年代物で、かなり老朽化が進んでいると思う。耐震強度とか気にし始めたらそろそろ限界だと思う。建物を立て直す時には、ぜひ、この建物の存在する意味をくみとってほしい。三越ラシックやミッドランドスクエアのような近代的な建物になってしまうと、ちょっと残念かも。無くなってしまうのはもっと寂しい。土地柄や利用者との「調和」を大切に考えてくれそうな人に新・中日ビルを手がけてほしい。
いろんな意味で、中日ビルは、名古屋人のじいさん・ばあさんの「最後の楽園」なんですよ。
■その2 大須
栄から程近いところに、大須っていう街があるんです。「下町の雰囲気」と秋葉原のような「電気街」の雰囲気をミックスした場所。
名古屋は狭い街なので、散策して楽しめるポイントってそれほどないんですよ。名古屋の独特な雰囲気を味わうには、名古屋駅周辺では物足りなくて、やっぱり、栄や大須は外せないですね。
▼大須 万松寺通り
「ザ・名古屋」って感じがする街。ここを外して名古屋は語れない・・・そんな気がする。
▼御幸亭1
大須にある馴染みの洋食屋さんです。店の雰囲気込みで、好き。
▼御幸亭2
ハヤシライスの他にも、ハンバーグ、オムライスも美味しいよ!
▼大須ベーカリー 1
初めて寄りました!なかなかイイ感じの店で、気に入った!
▼大須ベーカリー 2
買って5秒で口の中へ。おいしかった。
■おわりに
雰囲気、伝わりましたか?
名古屋めしは、味だけで勝負できるとはとても思えません!リクエストがあれば、また名古屋独特の雰囲気をお伝えいたします!
■追記1
名古屋弁ネイティブってこんな感じです。80年代のTV番組(中京TV)の1コーナーでやっていたらしい。家族でこの動画を見たら大ウケ。
以上。