もう、気が済むまで石像シリーズをやらせていただきます(笑)。
今日は「浅野祥雲らしい作品」と「浅野祥雲ではないだろう作品」を2箇所で見てきました。この2つは、車で10分くらいしか離れておらず、セットで楽しむことができます。
姥子山立弘法(名古屋市緑区)
「姥子山立弘法(うばこやまたちこうぼう)」は、浅野祥雲作品であろうと一般的に言われているものです。弘法さんが塗装されていない点が、他とやや趣が異なりますが、隣に立っている「不動明王像」なども含めて、浅野作品らしいなあと感じました。
▼1 姥子山立弘法
▼2 姥子山立弘法
剣を持っているっていうのが、この弘法さんの特徴ですよね。手に持っている道具だけが塗装されている感じです。
▼3 姥子山立ち弘法:不動明王像
背中がファイヤーしている不動明王を見ると、「ああ、これ、浅野さんだわ・・」って思うようになりました。
▼4 姥子山立ち弘法:菩薩?
こ、これは・・・・顔が白塗りですよね。なんだか「見ちゃいけないものを見てしまった感」があります。
姥子山・聖願寺(名古屋市緑区)
姥子山立弘法のすぐ近くに、聖願寺というお寺があるんですけど、通りがかりで散策したら、浅野作品らしい作品を偶然見つけてしまいました。ネットで情報がほとんどないので詳細は不明です。顔立ちとか、塗装の色使い、不動明王像などのデザインが、私には浅野作品に見えてしかたがありません。
▼5 姥子山・聖願寺
▼6 姥子山・聖願寺
背中がファイヤーしている不動明王も、浅野作品っぽいですよね。
身代わり弘法(愛知県豊明市)
姥子山から車で少し移動すると、身代わり弘法という石像があります。これはたぶん浅野作品ではないだろうなあという印象です。それに、昭和58年建立と書いてありますけど、たぶん浅野先生が亡くなったのが昭和53年のハズなので。。。
石像の顔立ちとかテイストが、かなりシャープでリアルなんですよね。不気味なほどリアルで。浅野作品の石像に触れて感じる愛くるしさというか、ユーモラスな感じがないので、これは違うかなあ、とは思います。ただ、町から少し離れた場所に突然のように石像が並んでいる姿というのはかなり奇っ怪で、これはこれで、作品として興味深いです。
▼7 身代わり弘法
▼8 身代わり弘法
▼9 身代わり弘法
▼10 身代わり弘法
▼11 身代わり弘法
▼12 身代わり弘法
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以上。