Sakak's Gadget Blog

商店街、街並み、旅先で出会った瞬間を夢中になって撮っています。名古屋。

【雑記】写真展をやってみて感じた2つのこと

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1.写真をディスプレイで見る時と、プリントして見る時との体験の違い

写真展が始まって、最初の週末を迎えた。

実は、プリントされた写真を私が見るのは今日が初めてだった。すでに何人かの方に見ていただき、メッセージも残していただいた。

大きく引き伸ばされて、紙にプリントされた写真を見て、私がどう思ったか。何を感じたか。

良い意味で、今まで見ていたものとぜんぜん違った。ディスプレイで見ていたのとは印象も、感じる熱量も違った。

ディスプレイで見た写真よりも、紙にプリントした写真のほうが、スッとその写真の世界の中に入り込める。没入感が、ディスプレイで見ている時よりも格段に上だった。ある意味、衝撃的な体験だった。

単純にサイズが大きい小さいだけではなく、脳で受け取っている情報が違うのかな?などと考えていたら、この話は自分が2年以上前に書いた記事につながっていることに気づいた。

紙にプリントしたものを見ている時、人は反射光で見ていることになり、脳が分析モード・批判モードに切り替わるらしい。逆に、ディスプレイで見た場合は透過光となり、細かい部分は無視して、全体的なパターンや流れで追うように読み取っていくことになる。

つまり、紙でプリントしたものを見ている時は、能動的に情報を受けるモードになっている。だから、写真に集中できる・没入できるというわけだ。

なるほど、と思った。こういうことか、と。

額装された自分の写真を会場で見ながら何度も頷いている姿は、他人から見れば「自画自賛か」ってつっこまれそうなんですけどね(笑)。

今まで私が撮ってきた写真は、すべて「ディスプレイで確認する体験」をゴールとしてきた。ディスプレイで確認して、自分の期待通りの出来栄えかどうかをチェックして次に撮る写真にフィードバックさせていた。

これからも、ディスプレイで確認することはもちろんあるだろうが、紙にプリントするという写真があってもいいのではないかと思った。とくに気に入った写真は積極的にプリントしようと思った。

それがわかっただけでも、この写真展をやった意味があったな。

◇◇

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2.自分の写真のどれを気に入ってもらえたか、何を感じたかのフィードバックがダイレクトに得られる

これも大きな成果だと思った。写真展をやらなかったら得られないものだと思うので。ネット上でもフィードバックは得られるのですけど、そのフィードバックの質が違うなあと感じた。心に強く響く感じ。

書き残してもらえたメッセージを見ると、「◯◯の写真が好きです、気に入りました」という内容が、人によっていろいろだった。いろいろだということは、いろんな写真を見て、それぞれが何かを感じてくれたのかあ、、と思うと嬉しくもなった。

ダイレクトに得られたフィードバックが、次に撮る写真に確実につながっていく。それを強く思った。

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お知らせ

浅野祥雲写真展をSHUTTER HOLICで開催します - Sakak's Gadget Blog

11月23日(日)は、SHUTTER HOLICさんがイベント出店のため臨時休業ですが、24日(月)から通常どおり、営業いたします。写真展でお待ちしております。

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こちらの記事も更新しました。

以上。