ブログを書き続けるというのは意外と孤独なものだと思う。
そう思う理由の一つに、手応えを感じにくいというのがある。一生懸命綴った言葉が、どこかの誰かに届いたのか、実感を得にくい。
ネット上で、アカウントを囲んで輪を作り「ブロガー同志で仲良く交流しましょう!」とやったところで、その孤独感は根本的に変わらない。むしろ、孤独感を加速させるかもしれない。
そういう思いが、最初は小さなものであっても、何年も続けていくうちに次第に大きくなり、最終的にモチベーションが上がらなくなってブログをやめていくケースというのはあると思う。
私も、もしかしたら(いや、たぶん)今頃、ブログをそろそろやめていた頃だった。「写真」というものに出会わなければ。
写真は私に、自然と体を動かすキッカケを作ってくれた。これが一番大きかった。
私と同じように写真を撮っている人と、ネットの外で会うキッカケが生まれた。また、メールをいただき、会うことになった人もいるし、私からイベントに出向いたり、お店に出かけてそこから仲良くなった人もいる。写真を始めてから、よりアクティブに自分が動けるように変わった。
写真を表現する手段としてブログを書くことに切り替えたら、ブログを書くことが楽しくなった。
開催中の写真展で、写真を見に来てくれた人と直接会って、話をする機会がいくつもあった。
ある方は、私のブログの感想を話してくれた。
ケイスケさんのブログを読んでいます、と。この記事に書いてある、このフレーズがすごく良かったんですよ、と言ってくれた。
面と向かって伝えてくれたその言葉は、私の胸に強く響いた。
ブログだけをやっていては、なかなか手に入れられない実感だった。「孤独ではないんだ」と感じられる瞬間でもあった。
私がブログを続けることを、写真が救ってくれた。
写真というものに出会わなければ、きっと私はブログはやめていた。
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写真展の開催中に撮った写真です。岡崎は、すごく良いところ。大好きな街になりました。
▼松應寺/岡崎市松本町
▼Libra(りぶら)岡崎市図書館交流プラザ
▼乙川
※お知らせ:浅野祥雲写真展をSHUTTER HOLICで開催しています!(11月30日迄)
以上。