Sakak's Gadget Blog

写真をきっかけに、人生や仕事、書くことについて考えたことを書いています。名古屋。

豊橋まちなか写真散歩:水上ビルからときわ通りへ(愛知)

秋晴れの休日、愛知県豊橋のまちなかを歩いてきました。歴史ある建物と新しいカルチャーが混じり合う豊橋の街は、歩くだけで物語を感じる場所。今回は「水上ビル」から「ときわ通り」まで、印象に残ったスポットを紹介します。


■ 水上ビル 〜用水路の上に立つ商店街〜

最初に訪れたのは、豊橋を代表する名所「水上ビル」。正式には「豊橋ビル」「大豊ビル」「大手ビル」という3棟の総称で、1964年に、牟呂用水という農業用水の上に建てられた全国的にも珍しい“水上の商店街”です。1階は店舗、2階以上が住居という独特の構造で、昭和の風情と現代アート的な雰囲気が共存しています。

最近ではアニメ『負けヒロインが多すぎる!』の舞台にもなり、聖地巡礼で訪れる若いファンの姿も。私も豊橋訪問をきっかけにアニメを一気見しました。


■ TOYS BREWERY(トイズ ブリュワリー)

水上ビルの1階にあるマイクロブルワリー「TOYS BREWERY」。豊橋の水を仕込み水に使ったクラフトビールは香りがよく、どれも個性的です。

今回は「IPA(インディア・ペールエール)」をオーダー。華やかなホップの香りと、苦味の奥に広がるまろやかなコク。窓際でピザと一緒に味わえば、午後の光にグラスがきらめき、それだけでちょっとした旅気分になります。


■ まちなか図書館

次に訪れたのは、豊橋駅前にある「まちなか図書館」。ここは“本を読むだけの場所”を超えた、新しい形の公共空間です。吹き抜けの開放的な建築に、階段状のシートが印象的。

勉強する人、コーヒー片手に読書する人、打ち合わせをする人。人の営みそのものが図書館を形作っているようでした。「知」と「まち」が自然に交わる、心地よい場所です。


■ ヤマサちくわ本店

豊橋といえば「ヤマサちくわ」。1827年創業、地元に愛される老舗の練り物店です。

重厚な店構えの本店では、焼き立てのちくわをその場で味わえます。香ばしい香りと、歯切れの良い食感。これぞ豊橋の味という一串。お土産には「帆立入り焼蒲鉾」も人気です。


■ 大正軒

老舗和菓子店「大正軒」は、明治9年創業の長い歴史を誇ります。名物は、なんといっても「みたらしだんご」。

厳選された米粉で作られた団子は、もっちりとした弾力があり、三河伝来のたまり醤油で仕上げた秘伝のタレが絶妙です。甘すぎず、深みのあるコクがあり、気づけば二本目、三本目と手が伸びてしまいます。(訪れるたびに、注文本数が倍々に増えていくのは自分でも驚きです(笑))

店頭で焼かれる香ばしい香りにつられて足を止める人も多く、昔ながらのまちなかの味を今に伝えています。


■ ときわ通り 〜歩いて楽しいまちなかストリート〜

「ときわ通り」は、古い商店と新しいショップが並ぶ豊橋の中心エリア。レトロなアーケードの下を歩くと、老舗の看板とおしゃれなカフェが並ぶ、不思議な風景が広がります。

かつて商業の中心地として栄えた歴史を感じつつ、今も地元の人が集う温かな通り。歩くたびに、まちの息づかいが感じられます。


■ QUON CHOCOLATE DEMI-SEC(久遠チョコレート ドゥミセック)

ときわ通りの途中にある「QUON CHOCOLATE DEMI-SEC」は、豊橋発の人気ブランド「久遠チョコレート」が手掛けるスイーツカフェ。

店内は白を基調とした可愛らしい空間で、ショーケースにはチョコレートや焼菓子が並びます。いただいた「ドゥミクリーム」は、生チョコアイスにドライフルーツやビターチョコを添えた贅沢な一品。濃厚でありながら後味はすっきり。まちなか散歩の締めくくりにぴったりでした。

お土産には、隣接する「久遠チョコレート」でQUONテリーヌを購入。豊橋の新しい味としておすすめです。


豊橋市美術博物館

豊橋公園内にある「豊橋市美術博物館」では、現在「鈴木英人の世界展」が開催中(2025年11月1日~30日)。1980年代にアメリカのリゾートシーンを描いて一世を風靡したイラストレーター・鈴木英人氏のデビュー45周年を記念した大規模個展です。

透明感のある色彩と、風や光を感じる独特のタッチで描かれた約300点の作品が展示されており、本展のために描き下ろされた《双炎の碧き城》《終わりなき日々》も特別公開されています。

館内では、80年代のポップカルチャーを感じる懐かしさと、今なお新鮮なアートの力強さに圧倒されました。


■ ボンとらや 〜帰り道の甘い定番〜

豊橋駅に戻ると、つい立ち寄りたくなるのが「ボンとらや」。和洋菓子を扱う老舗で、看板商品はふわふわのスポンジとたっぷりのクリームが魅力の「ピレーネ」です。

駅構内やカルミアで気軽に買えるのも嬉しく、帰りの電車の中で食べるのが地元では“定番スタイル”。一口食べると、やさしい甘さと旅の余韻がふんわりと広がります。


■ おわりに

豊橋は、古いものと新しいものが自然に混ざり合う街。商店街や文化施設、老舗の味わいを歩いて巡ることで、豊橋の“まちなかの魅力”を再発見できました。また季節を変えて訪れてみたい、そんな街歩きでした。


■参考リンク:

オヤコフン (id:massneko)さんの記事に、水上ビルが紹介されています。
豊橋ビル商店街(水上ビル) 愛知県豊橋市駅前大通・他 - 墳丘からの眺め


以上。