▼NTTドコモ 高速 Xi (LTE)通信を定額料金で10月に導入 | Google Pad
docomoのスマフォユーザの友人から「通信付きiPadかWi-Fi版iPadかどっちがいいか?」という問い合わせがあった。iPadのWi-Fi版を選択する場合、スマフォでテザリングを検討しているとのこと。docomoのスマフォでテザリングする場合について調べたことをまとめておく。
■(参考)Softbankの4Gモデル
料金はこちら。月々の支払い額イメージは、新しいiPadの場合、16GBモデル(4,725円/月)、32GBモデル(5,125円/月)。
▼iPad for everybody.:料金・割引:新しい iPad | ソフトバンクモバイル
■Xi非対応のスマフォ(テザリング対応)でテザリングをおこなった場合
例えば、Galaxy S2。テザリングが可能。設定は簡単らしい。
▼初期設定さえすれば使い方は簡単!Galaxy S2でテザリングをする方法 | gori.me
気になるのは、通信プランがどうなるか?想像どおり、通常のパケット定額に対して料金が上がる。
5,460円/月 ⇒ 8,190円/月 になる。
■Xi対応のスマフォでテザリングをおこなった場合
パケット定額料金が、Xi非対応の機種に比べて、Xi対応機種のほうが安いことがわかった。そこがウリ?
docomoに確認したところ、パケット定額料金が、テザリングの使用有無にかかわらず5,980円/月に据え置き。
ただし、2012年10月以降、7GB/月を超える通信を行った場合(追加料金を払わない場合)通信速度が128kbpsに制限される。テザリングで激しくパケットを使う場合、このあたりの通信量制限は気になるところ。主に、動画などを多く視聴するユーザは気にするべき。
その他、基本料金1480円/月、SPモード料金315円/月は、別途かかる。音声通話の料金ついても別途必要なので確認要。
対象となる、Xi対応スマフォのラインナップは、以下の4機種。
■料金以外で気になること
料金という比較をすれば、iPadで新規通信契約をするより、すでに所有のスマフォ(あるいはXiに機種変したスマフォ)を使ってテザリングするほうが、お得になるかもしれない。
ただ、料金以外で気になるのは、以下。使い勝手などがだいぶ変わる。
- テザリングをすれば、スマフォ自身のバッテリーの消耗は早い。
- スマフォのバッテリーが切れると、Wi-Fi版iPadのバッテリーが余っていても、(外出先では)使い物にならなくなる。(ただし、最近は、Wi-Fiスポットも増えているので、場所を探せばなんとかなるか?)
- 現時点では、Xiは7GBを超えると通信に制限がかかる
普通に考えると、2回線の契約を持つのか、1回線にまとめるのか、という差になるんだよね。テザリング(1回線でシェアする)のほうが安いのはあたりまえで、逆に高くなるなら、2回線にすればいい。
残るは、Wi-FiルータにMVNO(docomo回線を使用する格安SIM)を使うパターンかな。料金的には、「2回線持ち」と「テザリング」の中間くらいに位置すると思う。通信料金は1000円/月程度から可能(ルータの価格は別)。
▼参考記事:格安データ通信プランがアツい - Sakak's Gadget Blog
ただし、最大のデメリットは、持ち歩く道具(Wi-Fiルータ)が1つ増えること。Wi-Fiルータの充電のことも気にしないといけない。持ち物が1つ増えるのはけっこう面倒。ただ、iPad以外のWi-Fi機器(例えばPC等)を外出先でもつなげることができるため、そういう用途も考えられる人の場合は、デメリットを上回るメリットを感じられるだろう。ライフスタイルに依存するので、よく考えたほうがいい。
以上。