岐阜県美濃市にある「うだつの上がる町並み」を初めて見てきた。国の重要文化財に指定される家や町家を利用した飲食店や雑貨屋、美濃和紙店に立ち寄り、満喫できた。
帰りに、関市板取村にある「名もなき池」(通称:モネの池)にも行った。
”うだつ(卯建つ)”とは
屋根の端に設けられた防火壁で、装飾性を競う豪商らの富の象徴でもあったそう。
うだつを上げるためにはそれなりの出費が必要だったことから、これが上がっている家は比較的裕福な家に限られていた。これが「生活や地位が向上しない」「状態が今ひとつ良くない」「見栄えがしない」という意味の慣用句「うだつが上がらない」の語源のひとつと考えられている。
うだつの上がる町並み
町並みの規模をざっくり言うと、この下の写真のような町並みが2列あり、それぞれが1キロくらいの長さ。愛知県犬山市の城下町よりも長いと思う。派手さはないけれど、町全体の落ち着いた雰囲気は良い。
和紙を取り扱った店、飲食店などが多い。観光客向けに偏り過ぎていないのも好感が持てる。銀行もあったり服屋さんもあったりと、地元の方たちの商店街という役割も担っているようだった。
毎年10月に行われている美濃和紙あかりアート展に、いつか行ってみたい。
参考リンク(公式サイト):美濃和紙あかりアート展
写真からはなかなか伝わらないと思うけど、当日は地獄のように(笑)暑かった。お茶したり、和紙のお店に入ったりと、こまめに休憩したので大丈夫だったけど、やはり涼しい季節がオススメかな。
和紙の店・紙遊
この店がとても気に入った。和紙を使った雑貨類もお土産に購入。
※店内の写真撮影のOKをもらいました。
手造 らんたんや
こちらのお店で、美濃和紙で作ったちょうちんをお土産に買った。お気に入り。
茶房とみや(築180年の古民家カフェ)
店内の雰囲気も良く、冷たいわらび餅が美味かった。
美濃町家 Mam's
町並みに馴染むアットホームなパン屋さん。パンも飲み物も美味しかった。
名もなき池(岐阜県関市板取村)
水がキレイで、池のそこまでしっかり見えていた。確かに独特の雰囲気がある。
色合いがカラフルで、写真にすると映える。とくに高解像度で高コントラストのiPhoneのディスプレイで見ると(実物以上に)写真映えするので、SNSで話題になったのも納得だった。
使っていたカメラとレンズ
参考リンク
- 和紙の店 紙遊 | 紙遊について,美濃和紙,和紙,名入れ便箋,そえぶみ箋,和紙便箋,金封
- らんたんや - 岐阜県美濃市|ちょうちんや英(はなぶさ)
- 茶房とみや 築180年の古民家カフェ - わらび氷 ぜんざいの茶房とみや
- 美濃町家 Mam's(マムズ)
- 美濃和紙あかりアート展
- モネの池 - Wikipedia
以上。