Sakak's Gadget Blog

商店街、街並み、旅先で出会った瞬間を夢中になって撮っています。名古屋。

私が瀬戸という街を好きな理由

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愛知県に瀬戸市という街があります。瀬戸物(せともの)という名称は、この地名からきています。

写真を撮り始めてから、この街が好きでよく訪れます。今日も瀬戸の街をブラブラしてきたので、私がこの街を好きな理由を、写真とともに紹介します。

その1.商店街(せと銀座通り商店街、末広商店街)が面白い

曲がりくねった独特のアーケード。適度な狭さの道幅。私の考える理想的な商店街のカタチです。

道幅が狭いということは、歩いている人とお店の方との距離が近いということ。商店街を歩いていると、お店の方が声をかけてくださることがあります。常連の方がお店の方と仲良く談笑されている姿も。

ただ、地方の商店街の現実は厳しい。少しづつ、シャッターを下ろす店も増えていて、歯止めがきかない。後継ぎが都会に出て行ってしまって、店主が引退する時は店を閉めるしかない。

私の個人的な思いとしては、このアーケード商店街は、残っていてほしい。非常に価値のある資産だと思いますので。

せと銀座通り商店街も末広商店街も、個性的なお店が集まっています。何度も通ううちに、馴染みのお店も少しづつ増えてきて、好きになりました。

ここ、面白いですよ。瀬戸という街の大きな魅力の1つです。

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その2.街並みが興味深い

末広商店街から窯垣の小径まで歩いて行ったんですけど、その道すがらに、ステキな店を発見。ノベルティギャラリーピアフというお店。1940~60年代にかけて瀬戸で作られたアメリカ、ヨーロッパ向けの輸出向けノベルティを扱っているお店だそうです。

ノベルティというのは、一般の方が認識している意味と、瀬戸では少し違います。瀬戸では「陶磁器製の置物や装飾品の総称」のことをノベルティと呼んでいます。瀬戸に来ると、商店街や街角などで、このノベルティを見かけることがよくあります。

「瀬戸が面白いよ」と人に伝えると「何があるの?」って聞かれることがあるかもしれません。「何があるの?」って問いは、答えにくいですよね。なにか、知名度の高い観光資源を答えないといけないような・・・。地元が瀬戸の人は、もしかすると「何もないよ」って答える人が多いかも。

でも、知名度の高い観光資源だけが「何か」なんですかね。私はそうではないと思っています。

「瀬戸物」も「瀬戸本業窯」も、たしかに観光資源としては優良だと思いますが、それだけではなく、それらをつなぐ街並みとか、そこで暮らす人が日常で利用する商店街も、魅力的な「何か」なんですよね。

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その3.窯垣の小径がフォトジェニック

私のブログでも何度も紹介してきた場所です。今日は、猫ちゃんが私に近づいてきたので写真を何枚か撮りました。とにかくぜんぜん人を警戒しないんですよね。近づいてもぜんぜん逃げない。というより私にどんどん近づいてくる感じ。レンズの焦点距離が合わなくて、逆に私が下がったりしたくらいで(笑)。

この時の記事に写真を撮らせてもらった猫ちゃんとたぶん同じですよね。私のことを覚えていてくれたのかな?なんて。

※窯垣の小径に関する過去記事はこちらからご覧ください。

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その4.定光寺公園付近が妖しい

そうそう、定光寺公園も瀬戸市なんですよ。この公園の石像にはずいぶん楽しませてもらったし、謎が解けた後でも愛着がわいているので時々様子を見にいってます。この定光寺界隈の独特の雰囲気も、瀬戸という街の大きな魅力の1つになるんじゃないでしょうか。

定光寺に関する過去記事はこちらからご覧ください。

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その5.商店街を良くしようとがんばっている人がいる

レディースアパレルのセレクトショップ、NoveRuga(ノベルーガ)の店長、飯島さん。商店街を良くしようと、いろいろ頑張っている方です。私はこの瀬戸の商店街が好きで応援したいので、飯島さんとお会いした時に、商店街の様子などをよく聞かせてもらいます。

飯島さんは非常に志の高い方ですので、きっとこの商店街に新たなムーブメントを起こしてくれるんじゃないかと期待しています。そこで働く人とのつながりを持つことで、その商店街、その街が好きなったりするんですよね。

今の私は、この商店街で写真を撮ったりブログを書いたり飲み食いしたり(笑)することしかできてませんけど、何か少しでもこの商店街やこの街のことで力になれることがあればいいなあ、と考えています。

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瀬戸という街を私が好きな理由をまとめました。

愛知県、名古屋にお住まいの方で、瀬戸に足を運んだことのない方もたくさんいらっしゃると思います。「瀬戸物の街」という一言で終わらせるのはもったいないです。その街の空気を、一度、感じてみることをオススメします。

以上。