先日のこの記事末で紹介したとおり、「コンクリート魂 浅野祥雲大全」のトークイベントに行ってきました。その話を書きたいと思います。
いよいよ本日開催!『コンクリート魂 浅野祥雲大全』出版記念トークイベント(16時~名古屋・ボクモ)https://t.co/NgmjzhralC 激レア・祥雲さん直筆の書のプレゼント抽選もあり!まだ少し空きはあるようですので皆様遊びに来てください!
— 大竹敏之 (@bakaruto) 2014, 10月 11
▼1 大須
イベント開始より少し早めに到着したので、大須付近をブラブラしました。いつもに増して人が多い、大須商店街界隈。歩行者天国になっている。
▼2 大須大道町人祭
今日はたまたま、このお祭りの日でした。
▼3 栄の路地裏
▼4 ソニーストア 名古屋
よく行きます。現在、イメージセンサのクリーニングをお願いしているところ。
リアル店舗って、自分のカメラ(ボディ)を持ち込んで、レンズの試し撮りができるのが良いですよね。データも持ち帰れるし(先行展示品などは除く)。中望遠のレンズが欲しいので、アダプタとレンズを、自分のα7に取り付けて試写させてもらいました。ネット店舗が台頭する中で、リアル店舗の重要な役割の一つなんじゃないかと思います。
▼5 「ボクモ」名古屋/矢場町
ボクモ BOKUMO - 名古屋 矢場町 | ワイン、ビール、雑談。文化系飲食店「ボクモ」
文化系飲食店という肩書が、このイベントにピッタリですよね。25人くらいが収容できるスペースで、出版記念トークイベントがあり、招待していただきました。
▼6 著者の大竹さん(左)
浅野祥雲研究としては第一人者の大竹さんとお会いでき、お話をいろいろ聞かせていただけたのは本当に良かったです。私の写真がこの本に使われたかどうかにかかわらず、きっとこのイベントのことを知っていたら参加していただろうと思います。
イベントの後、居残りで、大竹さん・出版社の方、その他、浅野祥雲を追いかける同志3人と、打ち上げに参加させていただきました。
・なぜ私の写真を使ってもらえたのか
このイベントに参加して、大竹さんや編集者の方に一番聞きたかったこと。それは、なぜ私の写真を使ってもらえたのか。これはしっかり聞くことができました。
今回、美術系の出版社から本を出す依頼が大竹さんにあったそうです。編集者の方も美術品や仏像やそういう分野に強い方でした。美術、写真、こういうジャンルの本になる、ということです。サブカルや珍スポットという扱いではなく。
そういう主旨の本にすると決めたので、写真の正確さや解像度や記事の注目度や、そういう観点から見て選んでいただけたとのこと。要は「B級スポットとして、面白おかしく取り上げただけの写真ではない」というところを評価していただけたのかな、と思っています。
私自身は、浅野祥雲の石像はカッコイイし美しいと思っています。だから、そのカッコよさや美しさをどうやったら写真に撮れるかってことをいつも考えて撮っていました。それを肝試しのネタにするとか、心霊とかホラーとか、そういう気持ちはもう今時点ではまったくなくて。かつて、入り口がそうだとしても、浅野祥雲コンクリート石像がもつ圧倒的な吸引力により気持ちが変わっていきましたから。それが、写真やブログを見てくれた方に伝わったことが本当に嬉しかったです。
・みんなで浅野祥雲を追いかけている
このイベントに参加してみてわかったことが一つあります。
それは「みんなで浅野祥雲を追いかけている」ってこと。大竹さんだけがすべてを知っているわけではなくて。大竹さんでも知らない石像っていうのがまだまだあって、人と人とのつながりから情報を得て、新たな発見というのが現在進行形であるってこと。
ミステリーがあるって素晴らしいことじゃないですかね。ごくありふれた日常を生きていて、ワクワクすることってあまり無いですよね。定光寺の石像の時もそうでしたが、私自身、何かを全力で追いかけている時って、最高に楽しいんですよね。浅野祥雲が大好きな人達が集まったイベントでしたが、参加者の多くの方とそういう思いが共有できました。
そんな、大竹さんを支える立場で浅野祥雲を追いかける方の1人、セッキーさんのサイトはこちら(軟体レポート)です。
じつは、このサイトは随分前から浅野祥雲情報収集によく利用させてもらっていました。そんなブログオーナーに直接会ったりできるのも、イベント参加の醍醐味ですよね。打ち上げでいろいろおしゃべりさせていただき、仲良くさせていただきました。きっと、次は、いっしょに現場に行くことができると思い、今から楽しみにしています。
・大竹さんと出版社の方が、足で稼いで作った本
浅野祥雲って、歴史的評価が全くないので、公的な文献が全く残っていないんですね。それを、関係各所、多方面から総当りで調べて今回の本ができているわけです。また、本来、石像を管理しているべきお寺や観光地での管理のレベルにバラつきがあり、施設の中のどこに何があるか(マップ)が用意されていない。そこで、大竹さんや出版社の方が現場に何度も足を運び、写真を撮り、本としてまとめた。どれだけの仕事量かが手に取るようにわかるので、本当にすごい本ができちゃったなと思います。興味が少しでもある方、ぜひぜひ一度、手にとって見ていただくことをオススメします。
ちなみに、ジュンク堂書店(ロフト名古屋店)では、7Fの芸術コーナーの中の「報道写真」という棚に陳列されていました。「軍艦島」とか「奇界遺産」とか、そういうたぐいの写真集の並びでした。
▼7 祥雲直筆の書が抽選で当たった!
イベントの最後に抽選があり、激レアの「祥雲直筆の書」プレゼント企画があったのですが、なんと当たってしまいました。いや、私がもらってよかったのか、若干微妙な感じではあったのですが。でも、これは家宝にしなければ、と思います。
私がいただいたものは、左の色紙。右は、同じく抽選で当たった方の色紙です。並んで写真を撮らせていただきました。
■紹介していただい記事
・「コンクリート魂」を、変デジ研究所のロンスタさん(id:lonestartx)に大々的に取り上げていただきました。いつもありがとうございます、ロンスタさん。
・軟体レポートのセッキーさん(@SoftlyX)によるトークイベントレポートです。
・おでかけブログのゆみさん(@_ohirune__)によるイベントレポートです。
■過去の関連記事
以上。