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【SNS】「仲間を呼び込むこと」と「プライバシーを保護すること」は相反する

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150人とより「蜜」なコミュニケーションを築けるiPhoneアプリ「Path」- CNET Japan

どんなに情報を隔離しようとしても「友達の友達」を友達にしたがるFacebookに拒絶反応を示す人が今後、必ず出てくる。まだ、その仕様に気づいてない人も相当数いると思われ、今後問題になってくると思う。

その時、その仕様に気づいた人は、こう思うだろう。「けっきょく、プライベートな情報を交流したい人は親友だけでいい。せいぜい、4~5人じゃん。」と。

その受け皿になりそうなサービスの一つが、これ。元アップルに勤めていた人が携わっているからなのか、UIが非常にクール(少し使ってみた)。まだ、日本語カスタマイズはされていなかったりするが、少し使えば使い方はわかってくる。

この「Path」は、今のレベルでは、誰にでも薦められるようなものではない。だが、例えば、自分の家族とSNSでやりとりしたいと思ったとき、とてもじゃないが、FacebookGoogle+は(情報を隔離する概念で作られてはいないので)使い物にならない。その点、「Path」のようなサービスであれば、そういう目的で使える可能性を感じる。こういうサービスは次々に出てくるだろう。ウオッチしていく。

 では、Facebookはなぜ使い物にならないのか?どんな問題がおきるのか、次の章で説明する。

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Facebookではどんな「問題」が起きることが考えられるのか?

「問題」という定義が、仮に「事故が起きなければ問題ではない」というのなら、問題になる「確率」は、それほど高くないかもしれない(何とも言えませんが)。だけど(自分が)「情報はここまで(例えば友達まで)に閉じ込めている」という認識をしていたのに、実際はそれ以上に、情報が拡散していることを「問題」と言うのであれば、Facebookは問題だらけだと考える。

そして、プライバシー設定をどれだけ厳しく設定しても、通常の使い方では情報を隠蔽することができないこともわかった。情報というのは、例えば、個人の「実名(フルネーム)」であったり、その名前の人が「いつ」「誰に対して」「何をしゃべったか」という、プライベートな情報のことを指す。

 

Facebookではどんなにプライバシー設定を強固にしても「友達の友達」まで、漏れ伝わる

例えば、私は、投稿の範囲を「友達のみ」にしていたとする。その効力は、私が投稿した内容についてだけだ。私が友達の投稿にコメントをつける場合は、その友達の設定した公開範囲に依存していて、コメントを書く立場の人間は手も足もでない。

しかも、重大な問題だと思うのが、その公開範囲がiPhone用のFacebookアプリからは確認できない。

例えば、自分の友達の投稿した内容が「全体公開」に設定されていれば、私が付けたコメントもそれにつられて、全体公開になる。

友達の投稿した内容が「友達のみ」に設定されていたとしても、私の全く知らない、友達の友達が、私のフルネーム、私がコメントした内容を、読み取ることができる。

つまり、はっきり言えるのは、Facebookの仕様では、どんなにプライバシー設定を強固にしても「友達の友達」まで、漏れ伝わる、ということ。そこが、言いたいことの1つ目。

 

■シェアについてのFacebook仕様がゆるすぎる

もう1つ、気に入らないFacebookの仕様がある。例えば、ある一部の仲間の集まりで写真を撮ったものを、その友達限定で私がポストしたとする。でも、その限定って属性はデータに付随してくれない仕様なんだ。それは何を意味するのか?私が許可した仲間の一人が、さらにそれをシェアしたらどうなるか?全く何の問題もなく、シェアされる。一般公開にだってできる。しかも、投稿主の私に、シェアされたことも、伝わらない。

じつは、この仕様は、Google+のほうがマシ。Google+は、誰かが投稿をシェアすればそのことは、投稿主に伝わる。さらに、限定公開のものをシェアする時は、限定公開のものだから、それをシェアで一般公開にはできない旨の警告が出る。当然だよね、出発点が限定で公開しているのに、それを見せてもらった人がシェアで、かつ、属性が一般公開はナシでしょ?そこは仕組みで守って欲しい。

Facebookは、そのケアが仕組みの上で、まったくケアされない。おまえのものは、みんなもの、みたいな感覚なのか?と疑ってしまう。

そう考えていくと、もし、本当に「友達まで」というコミュニティを作りたかったら、コミュニティに属している全員が「このコミュニティ以外の人と友達になるな」というルールを作らないといけない。たぶん、そういうことなんだと思う。だから、表現としては「友達の友達」までは、だいたい話はもれるけど、いいよね?っていう、「使う人の覚悟」がいるシステムだと私は思ってる。そこまでわかって使っているなら、もう何も言わない。問題は、それを知らずに使っている人がいるということが怖い。

これからFacebookを使おうとしている人、なんとなく不安に思っている人に言いたいことは以下。

  1. ダミーのFacebookアカウントを作って、自分のプロフィール情報や、アクティビティが、どの程度、友達じゃない人に漏れているのか確認する。友達になった後、どのくらい漏れているのかも確認。友達じゃない人に漏れている情報は、ネット全体に公開されていることと、ほぼニアイコールだと思った方がいい。
  2. 友達の投稿にコメントを書くときは、その相手の投稿の公開範囲に依存しているという仕様を理解すること。そして、実際に(PCから)コメントをする時は、公開範囲のアイコンをマウスオーバーして、どの設定になっているか、確認すること(ただし、iPhoneでは、確認できないので非常に注意)。Facebookページについては、全て、全体公開よりも広い、ネット一般公開なので、その覚悟で。このあたりの仕様の認知が必要かと思う。

これらの話は、Facebookの仕様に穴があるわけではない。プライバシー設定を、システムが意識して緩めることで、新たな人間関係を構築するよう、誘導しているのだ。仲間を呼び込みたかったら、ゆるめないといけない。でも、ゆるめれば、情報はそこからこぼれ落ちる。「仲間を呼び込むこと」と「プライバシーを保護すること」は相反する。使う人に、判断はゆだねられる。

以上。

 

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