愛知県瀬戸市に昨年オープンした「ゲストハウスますきち」におじゃまして、オーナーの南さん、ほや子さんと会ってきました。
ゲストハウスに集う方々とのおしゃべりや時間の共有を通して、リアルで会える場所があることの意味についてあらためて考えてみました。
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ゲストハウスますきちを訪れた理由
2つあります。
1つ目は、ほや子さんの作るホームページのファンであったこと。彼女のセンスで紹介されている瀬戸の町の記事が素晴らしく、ファンになりました。ほや子さんとはいったいどんな方なのか会ってみたかったので、感想メールを出した後で遊びに行きました。
2つ目は、ゲストハウスオーナーの南さんに会ってみたかったこと。この町に(良い意味で)変化を起こそうとしていることがホームページなどで伝わってきたから。高い熱量のようなものも感じたので、会って話がしたいと思いました。
このゲストハウスは本当に居心地がよく、かつ、懐かしさ・温かさを感じる空間でした。私もつい長居をしたくなるんですよね。今年に入ってすでに2回も遊びに行きました。
このゲストハウスを絶え間なくいろんな方が訪れていて、おそらくそれは南さんの吸引力によるところが大きいのでしょう。この場所でなにか面白いことが起きていると感じた人から順番にこの場所を訪れ、その熱が伝播していっているのかなと思います。
以下の記事で、ほや子さんのここまでの軌跡が紹介されています。瀬戸に集う人々の写真もステキだ。
リアルで会える場所があるという意味
「ゲストハウスますきち」でたくさんのおしゃべりをしてきたのですけど、そこで考えたことが1つあるんですよ。それはネット全盛の時代だからこそ「リアルで会える場所がある(提供されている)」というのは素晴らしいということ。
ネット全盛の時代になり多くの「つながり」を持つことがとても簡単になった。けれども、その1本1本のつながりの太さとか熱量は相対的に細く、薄くなったのではないかと感じてます。
ただ、それは細いつながり・薄いつながりをみなが求めていたのではなく、キッカケさえあれば熱量をダイレクトに交換し合うということが求められているんだな、とも思ったんですよね。それがSNSなどのサイバー空間ではなく「リアルで会える場」でそういうことが起きやすい、と思ったのです。
久しぶりに同じ場所に集う方たちと熱量の交換をしてみてとてもワクワクしました。このワクワク感は、昔に味わったことがあるんですよ。20年以上前ですけど。90年代の半ば頃、ネットの黎明期に、ホームにしていたネットカフェに夜な夜なネット仲間で集まって盛り上がっていたことを思い出したんですよね。あの頃の熱量は凄まじかった。場所があったことにすごく意味があったんだなと、20年以上経過した今あらためて考えました。
COFFEE AND CAKE NISSIN(せと末広町商店街)
場所と言えば、このNISSINさんという場所もすごく居心地が良いです。瀬戸の商店街の中にある喫茶店で、私のお気に入りです。商店街の中からこの街がどのように見えるのか、とっても貴重なお話をいつも聞かせてくれます。この街のことがもっと知りたくなりました。
深川神社参道
使っていたカメラとレンズ
- α7Ⅲ
- SEL55F18Z
以上。