自転車に乗れるようになるために、何度も転びながら前に進む姿。
川辺にでかけて、今、この時間、この瞬間に全エネルギーを出し切る姿。
大好きな女の子と遊ぶ日のことを、何日も前から指折り数えて待つ姿。
子供には、教えることより、教えらえることのほうが多いかもしれない。
目の前にあることに全力で向かえるその姿、その集中力、その生き様。今の自分にはその「まっすぐさ」がとてもまぶしく映る。
人は年を重ねていくうちに、背負うものが増えていく。背負うものが増えていくことと引き換えに、その「まっすぐさ」が失われていくのかもしれない。
大人になってから、少しずつ失っていくその「まっすぐさ」をどうにかして取り戻したいと本気で思っている。
好きな場所へ出かけ、好きな写真をとり、友達といっぱいおしゃべりをして、その「まっすぐさ」を取り戻したい。
以上。