Sakak's Gadget Blog

商店街、街並み、旅先で出会った瞬間を夢中になって撮っています。名古屋。

【ガジェット】ソニーのクラウドサービスを試してみた

f:id:keisuke9498:20120109171606j:plain

ソニー、新クラウドサービス「PlayMemories Online」 -AV Watch

とりあえず、いくつか試した。ソニーがやろうとしていることが、現時点でどの程度の完成度が試してみたかったから。残念ながら、まだ、チグハグな感じがする。今後のブラッシュアップに期待したい。

 

インストールして試してみたものを紹介する。

■PlayMemories Home(PC向けアプリ)

特徴:

PC向けのアプリケーション。従来ソフト「Picture Motion Browser(PMB)」に代わるソフト。静止画・動画の管理/編集ツールとして使用でき、日付や撮影場所別に静止画・動画を見やすく表示。さらに、3D/2Dを問わずに動画編集し、Blu-rayへの保存も可能。また、USB接続したカメラ内の画像をPCに取り込まず、直接表示できるようになっている。

なお、 PlayMemories Home側からPlayMemories Onlineへアップロードできるメニューが出てこないのが不思議だったけど、さっそくトラブルだったのね。

参考記事:

ソニー、「PlayMemories Home」アップデートを一時停止 PCソフトからクラウド接続できず - ITmedia  D PC USER

(2012.5.1 追記)下記アップデートにより、PlayMemories Onlineに対応した。

ソニー、PlayMemories Homeのアップデートを開始 (Impress Watch) - Yahoo!ニュース

感想:

ソフトウエアについての感想は、特に無し。特に目新しさはない。ソフトウエアの作りも、PMBの”焼き直し”といった印象。

 

■PlayMemories Online(クラウドサービス)

特徴:

今後、アカウントは、Sony Entertainment Newtworkに一本化?するようだ。どの程度の範疇を一本にするのか、詳しくはわからない。ただ、アカウントを減らそうとしている意図は感じとれた(今までがバラバラ過ぎ)。

無料で利用できるクラウドサービス。アップロードしたコンテンツは、PCのWebブラウザや専用ソフトをインストールしたスマートフォン/タブレット、専用アプリをダウンロードした液晶テレビBRAVIAなど、他の対応機器で閲覧可能(今のところ、BRAVIAは近日公開)。スマートフォン/タブレット向けアプリはAndroid/iOS用を両方用意。さらに、メールで公開用URLを相手に伝え、友人や家族に見てもらうといった使い方も可能。その際はアカウント不要で閲覧ができる。

容量は(定番の(笑))5GB。

クラウドサービスのPlayMemories Online側では、アップロードされた動画や静止画を、閲覧する端末に向けて最適なフォーマットに変換してくれるのが特徴。動画の場合、3つの変換パターンが用意されており、Webブラウザでの閲覧用、スマートフォン用、タブレット用が用意される。テレビではHD解像度、スマートフォンではQVGA解像度で視聴が可能。

感想:

iOSアプリがリリースに間に合ったのは(この忙しい時期に)良くやったと思う。初めてオープンする静止画は、スマートフォンタブレットにキャッシュを作る作りらしく、その読み込んでいる時間がけっこう待たされる。もう少し、待たせる画面を工夫できないものか?それだけでも印象がだいぶ違う。

というか、読み込む時間が遅すぎ?同じネットワーク環境(無線LAN内)で比較した時、MicrosoftのSkyDriveは、もっと軽快に、静止画を開いていたけどなあ。残念。

 

■PlayMemories Studio(PS3向けソフト)

特徴:

PS3用ソフト。PlayStation Storeで購入できる。SONY製デジカメの購入者の方は無料でゲットサービスあり(私もコレ)。有料のソフトとなるが、利用期間が限定される無料体験版も同時提供予定。静止画・動画の閲覧、編集ができる。PS3のHDDに取り込まず、USB接続したカメラや外付けHDD内の動画・静止画を一括表示する事も可能。

対応動画はAVCHD、MP4、3D動画のMVCフルHD解像度の動画もPS3のパワーを活かし、編集できる。なお、編集した動画の書き出しはVGAのMP4のみとなる。編集したコンテンツはFacebookやPlayMemories Onlineにアップロードでき、プレイステーションポータブルやPS Vitaからリモートプレイを使い、家のPS3のPlayMemories Studioを操作する事もできる。

感想:

紹介記事の説明によると、編集動画をPlayMemories Onlineに投稿する事もできると書いてあるが、私が一番やりたかったのは、編集ではなく、むしろ、閲覧。PlayMemories Onlineに格納されている静止画を、PS3⇒リビングのTVで見る、という基本的なことが、このアプリではできるの?できないの?ということが、わからなかった。

AppleTVでいうところの、フォトストリームの静止画⇒「もちろん、TVで見れますよ」というレベルの話。まず一番最初に知りたいことだよね。できるのか、できないのかがわかりにくい。できないとすると残念過ぎるし、できるなら、できることをなぜもっとシンプルに伝えてくれないのか、わからない。

 

■PlayMemories Mobile(スマートフォンからのアップロード?)

小型ビデオカメラBloggieの新モデル「MHS-TS55」から、タブレットスマートフォンに動画・静止画を転送できるソリューション。スマートフォンから別のアプリケーションを起動し、コンテンツのアップロードも手軽に行なえるという。すでに、iOS用のアプリがリリースされている。これは、特に私は使わない。

 

■全体を通じての感想、気づき点

クラウドサービスとしては、AppleiOS)が2歩も3歩も先を行ってる。現時点での完成度は、「とりあえず出した」というレベル。ブラッシュアップを早急に行なって欲しい。ハードウエア(カメラ、映像技術)は、良いものを持っているのにもったいない。

ソニーについて、悪いところばかりをつつくのも嫌なのだけど、現時点での感想をまとめると、チグハグな感じ。我々はソニークラウドサービスが出る前に、すでに、iOSを知っている。その前提の状況では、iCloudと同等程度以上を求められても仕方がない。それ以下のものを見せつけられたら、叩かれる。がんばってほしい。

個人的には、今までどおり、PlayStationHomeだけを使って、様子を見る。

以上。