最近の私が、納得のいく写真を撮るためにキーワードにしていることが2つあり、そのことを書きたいと思います。その2つとは「フットワーク」と「イマジネーション」です。
それなりの写真が簡単に撮れるカメラがどんどん出てくる
「後からピントも絞りも合わせられるカメラ」とかニュースに出ていましたね。失敗しないでそれなりの写真が簡単に撮れる道具がどんどん出てきます。
なんだったら「電源を入れておくだけで、勝手に良い感じに写真を撮っちゃうカメラ」が出てきそうな勢いですよね。ユーザは、ただ撮りたいものにカメラの向きを合わせておけばいいだけ。クラウドと繋がっていて、もっとも「いいね!」がたくさん押される構図とか色味を勝手に選んで、勝手に撮影して、勝手にアップロードしてくれたりとか。何が面白いのかよくわからないけど。
私はもちろん、そういう(何でもうまいことやっちゃう機能)には全く興味がないのだけれど、でも間違いなく、そういうカメラ機能がさまざまなデバイスに搭載されるのが現実のものになりそうな予感がしているんですよ。ニーズがありますからね。SNS全盛期ですし。その結果「失敗していない、それなりに見栄えのする写真」がネット上には大量に出てくるのだろうなあ、と想像しています。
そういう時代になった時、自分には何ができるのかを考えた時、「フットワーク」と「イマジネーション」というワードがなんとなく頭に浮かびました。
フットワーク
これについては、以前、こちらの記事に書きました。
とにかく、簡単に行ける場所ではなくて「自らの足でかせいで辿り着いたその場所で撮る」ということにこだわりたいです。そこに立った者だけが撮れる写真ってあると思うので。
イマジネーション
もう一つのキーワードがこれです。
私、趣味でバスケをやっているんです。先月、写真展などのイベントがあったので、練習を1ヶ月半くらいお休みをしていたのですが、バスケ仲間の1人に「もう引退してしまうのかと思っていました、ダメですよ、やめたら(笑)」って、半分冗談っぽく言われました。
写真を撮るのがどんどん楽しくなる。限りある時間の中で、写真をもっと撮りに出かけたい。だけど、バスケも続けたいんです。続けたほうが良いと自分でも思うから。
なぜかというと、イマジネーションを刺激するからです。きっと、巡り巡って写真を撮ることへの刺激になるから。バスケ仲間のコミュニティも、そして、このコートでプレイすることも全て。バスケが好きで、このチームが好きで、そんな私だから撮れる写真ってあると思うんです。
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写真を始めるまでは、うまい写真を撮ることとは「目の前の景色を、テクニックを使ってキレイに切り取ること」だと思っていた。
やってみると、写真を撮るってそういうことじゃなかった。
「目の前の景色」から、自分のイマジネーションを通して「何かを創り出す」ことだった。そのイマジネーションが果たしている役割が非常に大きい。
そして、そのイマジネーションを刺激するために必要なことって「(カメラを持っていない時に)何を感じ、何を見て、何を思ったのか」ってことなんじゃないかと最近は思っています。
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カメラで写真を撮る時に、テクニックや知識はもちろんあれば役に立ちます(私はあんまり無いけど)。ただ、その先にあるもの・・・同じ景色を目の前にして、何をイメージするか、というのはテクニックとはちょっと違うと思うんですよね。
感性とかセンスとか、感覚・・・そういうのは、その人の生き方、生き様、日々の暮らしのなかで身についていくもののような気がします。
そんなことがジワジワわかってくると、写真がより楽しくなった。そして、バスケをやり続けることがきっと自分のためになるんだなって、ハッキリとわかった。
写真って面白いし、深いですよ。
そして、バスケも続けます。だって、そこに仲間がいるし、コートに立てばいつでも夢中になれるから。
バスケ写真を貼っておきます。
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以上。