アイデアメモをとったり、説明用の図を書く時など、いつも手元において使っているのが、このSTAEDTLERのavant-garde(アヴァンギャルド)。重さ18gの硬質アルミ軽合金製ボディに、黒・赤・オレンジのボールペンとシャープペンシルの4機能を内蔵した多機能ペン。
とにかく重さがちょうど良い。ペン先とノック部との重量バランスが良い。手に馴染む流線型も気に入っている。
このペンを使い始めてから、ボールペンを失くさなくなった(当たり前?)。仕事場で移動することが多いのだけど、このペンを使い始めてから、移動の先々でボールペンを置いてくる癖が治った。
良いモノを見つけたら、それを大事に長く使い続ける。そういう生き方をしていきたいと思う。お金が高い、安いとか関係なく。自分が良いと思うモノ、愛着がわくモノ、そういうものを見つけ、きちっと手入れをして長く使うこと。
ノベルティグッズとしてタダで貰うボールペンでは、そういう気持ちに気づくことはできなかったな。
イタリアの自動車メーカー、アルファ・ロメオのジュリエッタという車。アウトレットに展示してあったこの車に目が止まった。
日本の自動車メーカには出せない、味のある車だと思った。そもそも名前が良い。「アルファ・ロメオのジュリエッタ」って、何度も言いたくなるくらい、良い響き。ロミオとジュリット・・・(笑)
後席のドアに、ドアノブがないように見える。じつは、窓枠の中にドアノブがある。たしかに、ドアノブが「一般的なそこ」にないとダメな理由はない。デザイナーのコダワリだろう。この車を後ろから眺めた時に、ドアノブが「一般的なそこ」に存在してはいけなかったのだろう。
コダワリというのは、他の誰かと比較しても意味がない。
私が代々乗り継いできた車を振り返ると、買い変えるたびにエンジンが大きくなっていた。より速く、より大きく、より贅沢に。そこに私のコダワリは合ったのか?と自問自答してみたくなる。
おそらく私は「誰かの車より速い、誰かの車より大きい、誰かの車より・・・」という、何かとの比較を無意識にしていたのではないかな。
本当のコダワリってそういうものじゃない。
他の誰かがどう思おうが関係ない。他の人が持っていようか誰も見向きもしないだろうが、関係ない。自分が持ちたい、自分が手にしたい、自分にとっては愛着がわいている、そういうのが本当のコダワリだと思う。
年を重ねていくたびに感じることがある。あまり、まわりが気にならなくなった。自分が良いと思うものに囲まれて、生きていければ良い、と素直に思えるようになった。
以上。