本日、記者さんから、一通のメールが届きました。
タイトルは「春田信子判明!」でした。最後の謎が明かされる日が、こんなに早くくるとは。
新聞の力というのは凄いですね。新聞記事が出てからまだ2日。日曜日朝刊の記事を見た方から、新聞社に電話があったそうです。「あの”春田信子”首像は私が置きました」という内容だったそうです。
今日は、記者さんから聞いたこの話を紹介します。
電話の主は、先日の新聞を読んだ「春田信子さんのご主人」(地元の定光寺町の人)でした。春田さんはやはり、元瀬戸彫塑クラブの実習に来ていた人で、昭和35~40年ぐらいに通っていたそうです。
その他のメンバーが春田信子さんのことを覚えていなかった理由は、結婚後に名字が変わっていたためのようです。
信子さんは平成10年に60歳で死去。
例の首像は、ご主人が保管していたそうですが、13回忌の4年前に供養のため塑像群の横に、ケースを作って入れたということです。
設置の許可については(ご主人は定光寺の檀家なので)住職さんに頼んで快く了承してもらったそうです。
定光寺の住職さんは、太っ腹な方だったんですね。頼まれたら、「いいよいいよ、好きなところに置いといて」的な感じで、置かせてあげたのかもしれませんね。だから、詳しく覚えていなかったのかも。
この件についても、近く新聞で紹介されることになりました。
◇
事態は急展開をみせ、知りたいことはほぼ全てわかりました。
スッキリしたような、ちょっと寂しいような。
ただ、ただ、あのずっと謎だった春田信子さんのエピソードが最後の最後に解明されるというのも、なんだか、ドラマティックな展開になったなあとしみじみ思います。今度、あの公園に行って、首像と対面した時は、私はきっと春田信子さんのことを思い描くと思います。ここに設置した、ご主人の優しさもいっしょに。
やっぱり、きちっと真実がわかったことは良かったと思う。わかったからこそ、私はあの石像のことがきっともっと好きになるような気がするから。
◇
謎解きについてはこれがおそらく最終回になると思う。
でも、写真はまた撮りに行きますから。
定光寺の石像ファンの皆様(笑)、引き続きお楽しみください。
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以上。