久しぶりに50mの競泳用プールで泳いできた。水深2.1m。プールで泳ぐ時の気持ち良さって、水の容積に比例するのではないかと思う。泳ぎながら50m先に見えるプールの壁面がとても青くキレイ。まるで自分が魚になったような気持ちになれる。
競泳用プールは一般のプールよりも水温が低い。泳ぎ始めだけ少し冷たいが、1往復くらいすると体温が上がりちょうどよくなる。うまいこと、考えられてるなあ、と感心したり。
今、第3次ブログブームとか、呼ばれているらしいね。第何次かはよくわからないし、あまり興味もないが、ただ、ブログを書こうとする人が(私の感覚で)「想像以上に多い」と感じていることと一致する。
ブログを書きたいという人の数も、書いている內容のクオリティも、表現力も、確実に上がってきていると思う。
少なくとも、私がネットで記事を書き始めた1996年~2000年頃とは(ブログを書きたいという人が増えたという側面は)様子が全く変わった。とても素晴らしいことだと思っている。
当時は、少数の「書きたい人」に対して「読みたい人」が集まって、そこで絆の強いコミュニティができあがっていた。SNSのような仕掛けはなかったが、「書きたい人」が、独自の方法を使い、コミュニケーションの場を作っていた。それはそれで楽しかったが、「書きたい人」が書くことをやめた時「そのコミュニティ自体が終わってしまう」という弱点もあった。
2012年、SNS上で「◯◯なう」(今日、◯◯を食べたぜ!今、◯◯で遊んでるぜ!とか)が飛び交っているわけだけど、そういうのは「遊び」や「おしゃべり」の域を出ていないと思う。それこそが、ブームと呼ぶべきものではないのかな。
そうではなく、地に足をつけて、今の自分が考えていることをテキスト文字に書き起こし、写真を撮り、アウトプットするという行為(例えば、ブログ)に多くの人が参加し始めているとしたら、これはかなり大きなムーブメントになると思う。
金をもらっているわけではないのに、自分からどんどんテキストを起こして、次々にネット上に公開しているわけだから、これ、すごいことだよ。
はてなブログbetaのサービスが開始された直後、なかなかアカウントが取れないという現象がとても象徴的だった。「お願いだから、書かせてくれ」という人が殺到していたのだから。
面白い時代になってきた。SNSが人と人とのつなぎ方を模索している間に、それとはまったく別の次元で、別のムーブメントが起きている。こちらの道こそ、本流なのではないかとさえ思う。
以上。