前回の記事の続きです。
前回はどちらかというと「人の目に触れる場所」に置いてある石像の紹介でした。
今日のは違います。「人の目に触れないように置いてある石像」なんです。バックヤードに置いてある石像です。写真としては、こちらの石像のほうがヤバい感じがすると思います。
石像が「ガラクタ」とか「ゴミ扱い」になってました。いやあ、正直、ショックではありましたね。
石像が風化していく姿はたしかに魅力的ではあるのだけど、その石像そのものが粗末に扱われているところを目の当たりにするのは、正直、微妙です。どうにかならないものかなあ。。。という思いがありました。
と同時に、その光景はゾクゾクするほど魅力的でもあったんですよね。変な緊張感と興奮がずっと続く感じ。岩崎御嶽社に行った時に近い感覚でした。
では、その一部始終をどうぞ・・・
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熱海城天守閣展望台(6F)から、「熱海トリックアート迷宮館」のほうを眺めていた時に、石像らしきものを発見した!赤い丸のところに何かあるぞ。右下のところで写真を撮っている二人はまったく気づいていない様子。「左だよ、左を見ろ!」と思わず叫びたくなる(笑)。
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さっそく天守閣展望台から1Fに降りて、トリックアートはもちろん完全スルー(笑)で、石像がありそうな場所へ直行することに。赤い丸のところね。看板の影に隠れているところ。一般の人は気づかない。
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出た。もう完全に浅野先生の作品だ、これ。これはもう展示というより、完全放置状態。
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自然と一体化していますよね。すげえ絵になる。
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何か、肩から花の飾りをかけているみたいになっていますよね。ハワイのレイ的な。このポージングといい、奇跡としかいいようがない。
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ちなみに、石像の後ろはこんな感じです。真裏が、荷物置き場になってる?もう、なんだか、ごちゃごちゃです。展示というより「邪魔になったので放置」という状態です。
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このおじいさんの像にいたっては、草木に顔をうずめているので全体像が把握できない。正面からの写真が絶対に撮れない立ち位置。
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道路を背にして立っている石像。荷物置き場を正面に立っています。うーん、もったいない。誰にも気付かれずに、いつもここに立っているんだね・・・
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そして、その場所からすぐのところに、凄まじい光景が。まさに「粗大ごみ置き場」。自転車とか、放り投げられていたり。そこに浅野祥雲作品が・・・・どこかに置いてあったものを、ここに持ってきたんですかね。できれば他の石像の近くに置いてあげて欲しかったなあ。。。
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うーん、色のはげ落ち方とか、凄まじいというか。目を奪われますね。
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この場所は個人的にかなり衝撃を受けました。浅野祥雲先生の石像(らしきもの)がここまで雑に扱われている場所を他で見たことがない。
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昔、展望台として使っていた場所みたいですね。
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そして、この赤い丸のところに、これまた凄いものを見つけてしまいました。ここもゴミ捨て場なんですけど・・・
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わかりますか?カエルの石像ですよね。すっごく気味が悪いというかなんというか。なぜ、ここに捨ててあるの?っていう感じですが。
足の一部がとれて、なぜか手前に置いてありますよね。その足の上にあるのは、首の取れたカメですよね?
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このカエルやカメの石像も浅野祥雲作品かどうかわかりませんが・・・・まあ、他の石像がほぼ100%浅野先生のものだと思うので、これだけ別物っていう可能性のほうが低いですかね。それにしても、こういうものが、ゴミと同じような場所に突然置いてあると、本当に驚きますね。夜に気づかずに近づいたら、飛び上がるレベルですね。
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周りの建物(元宿泊所?)もかなり荒廃して、自然と同化していっていました。
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■おわりに
非常に魅力的な場所でした。関東にお住まいの方も、熱海でしたら身近な観光スポットの一つなのではないでしょうか。わざわざ行くというのはアレでしょうけど(笑)、通りがかりにぜひお立ち寄りいただき、バックヤードもセットで見学していただけると楽しめると思います。
■マップ
石像 散策マップに追加しました。
他の浅野祥雲作品と合わせてお楽しみください。ブログ記事へのリンクも付いています。
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以上。