1年間、継続して商店街を追い続けた。ここまで自分でもハマるとは思わなかった。
「どことなく懐かしいから」とか「レトロな感じが逆にカッコ良いから」とか、理由はいろいろある。ただ、今までの自分と違うところは、今年は商店街で出会う「人」に積極的に触れることで、商店街と自分との距離感がグッと縮まった。
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新しい商店街を訪れた時も、表面をなぞるような追いかけ方ではなく、そこで働く人や、その店を訪れるお客さんや、その場所でどんなやりとりが繰り広げられているかなどを知りたいと思った。お店の方にできるだけ声をかけて、世間話から始まり、商店街の現状の課題の話とか、人を集めるにはどうすればいいのかとか、そんな話を店先でずいぶんさせてもらった。
商店街と自分との距離感が縮まったことで、新たに見えてくるものがたくさんあった。それが写真にフィードバックできるようになっているとしたらうれしい。
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私は、たとえ規模が小さくなっているとしても「生きている商店街」が好き。本当に廃墟になってしまった商店街を見るのはツラいです。やっぱり、生きていてほしい。
シャッターが降りている店がたくさんあったとしても、もがきながらもそこで一生懸命働く人がいて、そのひたむきさが私に伝わった時に、とても愛おしく感じる。素直に応援したくなる。そういう気持ちで、いつも商店街の写真を撮っています。
来年も、また商店街を追いかけます。
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▼門司中央市場(福岡県)
▼中央菓子卸市場(名古屋市)
▼銀座通り商店街(名古屋市)
▼窯垣の小径(早川商店のおばあちゃん)
▼銀座通り商店街(noveRugaの飯島さん)
▼末広商店街(”なごみ茶屋まるこ”の店長さん)
▼門司中央市場(永尾漬物店のおねーさん)
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以下の記事から写真を引用しました。
以上。