半年ぶりに、定光寺駅周辺にでかけてみた。紅葉の時期に、いつもチェックしているお気に入りの場所があったので。
秋は、電車で定光寺駅を訪れる人がけっこういます。でも、みなさんきっと定光寺のお寺のほうへ向かうと思うのですよね。あちらはあちらで紅葉の名所なので。
私は、みなさんとは逆の方向へ歩くのです。廃墟旅館の千歳楼跡の裏側を通りぬけ、東海自然歩道(春日井入り口)より山道を駆け上がり、名も無き休憩所を目指します。
千歳楼跡
良い雰囲気は相変わらずでした。橋の上から一眼レフのカメラを向けている人も何人か見かけました。廃墟ホテルのこの立ち姿は、メジャーな人気スポットには決してなり得ないものの、写真をやっている人たちには、ある一定の注目を集めてきているのかもしれません。
東海自然歩道(春日井入り口)
クネクネした木も、健在でした。ここから先は足場がどんどん悪くなります。今日は雨上がりでぬかるんでいて、スニーカーが泥だらけになりました。それでもどうしても行きたい場所がこの先にありました。
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名も無き休憩所
ここです。秋にはこの場所を訪れることにしています。ここで人に出会うことはめったにありません(今日は、帰りがけに偶然、お一人とスレ違いましたが)。そんな理由で静かな場所なので、突然人の気配を感じると、本当にドキッとします。
ここで人に出会わないのにはワケがあります。なぜなら、ここにたどり着くまでの道が険しいですし(いろいろ不気味ですし)、ここが「紅葉がキレイです」などとどこにも紹介されていないからです。
自分だけのお気に入りスポットということで、大事にしたい場所です。竹林と紅葉とのコントラストが美しい場所なのです。
今月の終わりごろになると、葉が落ちて、もみじの絨毯のようになります。もう一度、月末くらいに来てみたいと思っています。
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玉野園地
名も無き休憩所から、さらに山を駆け上がると、この玉野園地と呼ばれる場所にたどり着きます。ここも色づいていて良かったです。さきほどの休憩所のほうが、雰囲気はありますが。
玉野遊園地には玉野御嶽神社というお寺もあります。こんな山の上で、人の話し声が聞こえてくる時があります。さすがに緊張感が走りますね(きっと、お寺の関係者の方だと思いますが)。とにかくこのあたりは1人で来ずに、だれかお友達といっしょに来たほうが良いですよ、いろんな意味で。
あまりに美しかったので、帰りがけにもう一度、休憩所のところの写真を撮りました。
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はてなブログのお題の「4年間で変わったこと、変わらないこと」。
写真を撮り始めたのもこの4年間の大きな出来事だけど、それはあくまでもキッカケの話。写真やカメラをキッカケに、自分の嗜好に変化が起きたのがもっとも変わったことかな、と思う。
今日のこの記事のような、こんなシブいところなんか、それまではまったく興味がなかった。昔ながらの商店街もそう。今まで見向きもしなかったものに、今の私はものすごく惹かれている。
はてなブログを続けている過程で、写真を撮る楽しさに出会い、仲間に出会い、そして自分が撮りたいもの、触れていたいものが見つかった。自分の嗜好に大きな変化が起きた。
次の4年間で自分がどう変わっていくのか、変化を楽しみたいと思う。
以上。