Sakak's Gadget Blog

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【ガジェット】日本メーカーはスマートフォンを捨てて日の丸ガラケーを作るべき

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■情報の接し方には2種類の人間がいる

情報の接し方について、人の種類を大きく分けると、以下の2つだと思う。

  • (積極的取得タイプ)自分から情報を取りに行く人・・・情報源は、ネット記事、TwitterSNSRSS、TV、新聞、ラジオ、おしゃべり等多角的に。
  • (消極的取得タイプ)向かってくる情報を眺めている人・・・情報源は、TV、新聞、雑誌、おしゃべり等。プットされてくるものが頼り。ゲットする姿勢はない。

情報格差が圧倒的にある。良いとか悪いとかじゃなくて、ポイントは、お互いが、自分たちのことを「それでいい」と納得しているとところ。ITが苦手とか、苦手じゃないとか、関係無い世界。

 

だから、例えば、消極的取得タイプのほうは「スマートフォンとか使える人は良いですよね~。IT苦手だし、使いこなせるかどうかわからないから~。」などというセリフが出てくるのだけど、たぶん、本質は違っている。情報をゲットする気がない。そこが根っこ。ゲットしたい人なら、今頃、スマートフォンの使い方なんて覚えてしまって、使ってるはず。

 

で、この話をふまえて、端末のことを思い描く。上記のうち、積極的取得タイプにはスマートフォンは必要だが、後者には不要だし、デメリットしかない(現時点では)。

 

逆にいうと、消極的タイプ専用の端末というのは、スマートフォン以外のものが必要であり、そこにニーズがある。でも今の日本のメーカーは、そこを完全に見落としている。

 

日本のメーカーが、今やろうとしているのは、消極的取得タイプ向けのボリュームゾーンを見捨てて、スマートフォンの裾野を広げようとしている。無理、無理。しかも、ビジネス的には、GoogleAppleにおいしいところを全部持って行かれるモデルなので、利益も出ないし、そのうち廃業する。狙い所が狂ってる。

 

■日本のメーカーが作るべきは、シンプル機能の洗練された携帯電話

日本メーカーが作る携帯電話(スマートフォン)は、少なくとも、Android版は、やめるべきだと思っている。残される道は2つ。

  1. iOSでもない、Androidでもない、純日本専用のスマートフォンOSを作り、日本にだけ向けたスマートフォンを作る(1社でやるのか、協業でやるのかはあると思うが)
  2. 日本メーカーはスマートフォンは、作らない。通信キャリアは、Samsungや、その他、複数の海外製スマートフォンだけを取り扱う。(現時点でそれほど困らないのでは?Samsunがあんなに売れているし、モノも良い)

そして、日本メーカーは、消極的取得タイプ用のシンプル携帯電話を作り続ければ良い。音声とメール、カメラ、おサイフができるだけの端末。他のごちゃごちゃした機能は無しで。今までのガラケーを、もっと洗練したガラケーにすれば良い。通信キャリアの垣根を越えて、共通のプラットフォーム(日の丸ガラケーとも言うべきモノ)にしても良いし。サクサク動いて、機能もシンプルで、日本人のニーズがきちっと拾えていて。バッテリーも長持ちして。

 

たぶん、2の「シンプル携帯電話」案のほうが良いだろうね。