Sakak's Gadget Blog

商店街、街並み、旅先で出会った瞬間を夢中になって撮っています。名古屋。

【雑記】ブログ運営側とユーザ側と目指してるものが違う

Rainy_Day2

はてなブログ グループという新機能について

一言で言うと、はてなブログ全体の「共通のカテゴリーを作った」というだけのことでしょうか。インデックスですね。

 

ただし、記事毎ではなく、ブログ毎のカテゴリーですよね。1つのブログが、1つのカテゴリーに収まる人のほうが少ない現状では、あまり意味が無いという気がします。

 

以前、モトシさんにも話をしたんだけど、(私は)ブログ全体を横断的に検索できる(探せる)カテゴリーがあると良いな、って確かに思っていました。ただしそれは、ブログ毎ではなくて、エントリー毎にカテゴリー分けができないと、私には意味がないです。

 

それに、そんな新しい機能を追加する前に、先にやることがあるでしょ?って話があります。一度作ったカテゴリーが後からリネームしたり、削除したりができないでしょ?これは完全に機能不足というレベルなんだけど、未だに解消されないことが残念でなりません。はてなブログのユーザは、こだわってブログを書いている人が多いわけで、過去に書いたエントリーについてもきちっと保管・管理・検索したいと思っているはず。そこが手薄になっている。そんなに高いレベルのことを望んでいるわけではないと思うけど。ここにすぐに手を付けない理由が思い浮かばない。

 

hisaya_oodoori

■運営側が目指すもの、ユーザが目指すもの

ユーザが目指すものを運営側が1つずつ実現していく、というストーリーには決してならない理由があります。

 

そもそも、両者が目指しているものが違うから、です。

 

ブログを運営している側は、基本的に無料でサービスを提供しています。ユーザからお金を取らないかわりに、広告収入が収入源としては大きいはずです。ブログに表示される広告ですね。ブログの運営側としては、ユーザ数を拡大し、ブログエントリーを増やす。はてなスペースのようなコミュニティ機能についても、交流を増やすことで、内部を活性化させることが狙いでしょう。とにかく、頻繁にアクセスしてもらい、頻繁に更新・交流してもらいたいのですよね。よくわかります。Facebookにしても、LINEにしても、そういうサービスはみんな、そうです。同じです。

 

つまり、ユーザがこういう機能が欲しい、とか、こういうコミュニティなら入りたい、とか、こうすれば気持ち良く使えるとか、そういうことを考えたとしても、それが運営側の利益に合致していかなければ、実現は難しい。

 

はてなブログは、ブロガーの有志がボランティアで運営しているわけではないので。営利企業ですから。

 

無料で使っている我々は、運営側の用意する器(うつわ)の中で、自分なりの使い方をしながら合わせていくしかない。それが、こういうサービスの特徴だと思う。良いとか悪いとかではなくて、お互いの求めているものが違う中で、両者がWin-Winとなる点を探りあう、みたいな。

 

それがイヤなら、自分でサーバーをレンタルして自分の好きなようにサイトを構築して、アプリケーションをその上で動かしたりすればいいんだよね。ま、好きな人はやっているし。そういう選択肢がユーザにはあるなかで「あえて無料のブログサービスをあなたたちは選んでいるのですよね」っていうのが、ブログ運営側の(決して言わないけど)言い訳だったりすると思う。「使ってくれとは頼んでいません」みたいな。まあ、そこまでは言い過ぎかもしれないけど。

 

はてなブログは「ブログの書きやすさ」という部分は、二重丸を上げても良いと思うんですよ。その先の部分、つまり、書いたエントリーを保管・管理・検索という部分については、もっとがんばってほしいな、と。まあ、難しいかもしれませんね。半分くらい諦めてますけど。

 

はてなブログのような、「ブログ書きてぇ!」って叫んでいる人達の集まりみたいなコミュニティは、好きです。ここにいる個性的な人たちが好き。だから、しばらくはここでいろんな人を見てみようと思っている。新しい機能とかは、今のところ興味がなくて、ブログを作ることに集中できればいいと思うし、そのブログエントリーを通じてコミュニケーションが取れた人との「縁」を一つ一つ、大事にしたいと今は思っています。私はあまり、はてなブログの運営側に貢献できるユーザではないと思います、ごめんね、はてなブログさん。

 

以上。