ついに、この日がやってきました。
定光寺公園に設置してある石像について、制作に携わった方とコンタクトをとることができました。いつ、誰が、何の目的で、なぜここに設置したのかがわかりました。解決編です。
おさらい ~ここまでの経緯~
・2013年8月 公園に謎の石像があるらしい情報をゲットする
「定光寺公園」というキーワードでググっていた時に、以下の2つの記事に遭遇。猛烈に気になり始める。翌日より、現地調査開始。
・2013年8月 謎の石像と遭遇する
【石像】定光寺公園~謎の石像群~ Part1 - Sakak's Gadget Blog
【石像】定光寺公園~謎の石像群~ Part2 - Sakak's Gadget Blog
2013年8月 気分を盛り上げるために予告編ムービーを作る
【雑記】もしも定光寺シリーズが映画になったら(定光寺公園編) - Sakak's Gadget Blog
2013年8月 からあげさん(id:karaage)といっしょに再訪
【定光寺】2013この夏最強の名古屋デートプラン(定光寺周辺) Part1 - Sakak's Gadget Blog
【定光寺】2013この夏最強の名古屋デートプラン(定光寺周辺) Part2 - Sakak's Gadget Blog
2013年11月 秋に再訪
【定光寺】定光寺駅周辺 2013年秋 - Sakak's Gadget Blog
2014年4月 春に再訪、謎を解くカギを発見
【定光寺】定光寺✕桜2014~石像の謎を解くカギが見つかった~ - Sakak's Gadget Blog
すべての謎を解くカギは、石像そのものにあった!
前回の記事でお伝えしたとおり、石像の台座に、刻印があったのです。石像の台座部分は草木に覆われていて、今までまったく気づきませんでした。そして、これを突破口にして、謎の真相を知る人物にコンタクトを取ることができました。
瀬戸彫塑クラブを知る人物を探す
「瀬戸彫塑クラブ」をキーにしてググっていると、あるページにたどり着きました。
なにこれ珍百景 | ふむ
こちらのブログを書かれている方(sammitさん)が、どうやら制作に関わったらしい、ということを記事の内容で知ります。
さっそく、コメント欄にご挨拶と、知りたいことを書いてお返事を待っていましたところ、本日、お返事をいただけました!以下、全文を掲載します。
ケイスケ⇒sammitさん
sammitさん、初めて書き込みをさせていただきます。ケイスケともうします。「瀬戸彫塑クラブ」というキーワードでGoogle検索していて、偶然見つけました。
定光寺公園の交番の近くに設置してある石像について、以前から興味があり、現場を何度も訪れては写真を撮っていました(写真を趣味としております)。
いつか、この石像の意味とかテーマとか、誰がここに設置したのか、とか、そういうことを知りたい、調べたいなあと思っていましたが情報がまったくなくて、ほぼ諦めかけていました。
今日、石像の台座の背面に「1987年 瀬戸彫塑クラブ」と刻まれていることを見つけました。そこからこのブログに辿り着きました。
この石像に刻まれた「瀬戸彫塑クラブ」にて、sammitさんも制作に携われたということなのでしょうか?石像があの場所に置かれた経緯や、テーマなど、もしお聞かせ願えたら大変うれしいです。
突然の依頼ですいません。よろしくお願いします。
sammitさん⇒ケイスケ
瀬戸彫塑クラブでは40年ほど前に有志で集まって20年ほど活動しました。その後、メンバーは形を変えて、「瀬戸造詣集団」にいて、現在活動中です。
彫塑クラブではモデルを囲んで基礎的な制作が主でしたが、年に一度共同制作として、大きなモニュメント(野外彫刻展をやっていた)をつくり、その恒久的な設置場所を探していたら、面識のあった定光寺の和尚さんがご了解くださり設置にいたりました。当時のテーマが環境破壊とか、家族問題とかでしたが、今でも通用しますね。ご注目ありがとうございます。
謎が解けました。誰がいつ、何の目的で作ったのかもハッキリしました。とても感慨深い思いです。
石像を発見した当初は、怪しいとか不気味だとか、いろんな入口からスタートしましたが、何度も訪れるうちに、ルーツを探ってみたいという気持ちが湧いてきました。
謎の解決には時間がかかってもいいから・・・・と思っていましたが、予想より早く、ここまで辿りつけたのはいろんなラッキーが重なったからだと思います。ブログ記事を読んでいただけた方たちのコメントに背中を押してもらった部分も大いにあります。読者のみなさんに感謝します。
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謎の石像が1回目に登場した時に、きなこさん (id:kinakonako)とくみちょうさん (id:Strawberry-parfait)がコメント欄にて「立体の作家さんは平面作品の作家以上に作品収蔵に頭を悩ませているらしいので、寄贈を受け付けてくれたら大喜びでお渡しする、って流れだったのかな」と書いていただいており、奇妙だ・不思議だ・怪しいくらいにしか思っていなかった私としては目からうろこでした。
そして、そのいただけたコメントのとおりの流れであったことに、あらためておふたりの目利きの正確さに敬服しました。ご助言ありがとうございました。
これからどうするか?
謎が解けました。でも、これからもこの石像はウオッチしていきたいんですよね。それに、一つ一つの作品のことが、詳細にわかったわけではない。
sammitさんは瀬戸市を中心に、現在も活動を続けておられるとのことなので、作品展などのタイミングで、お声をかけさせていただき、いつかお話を直接聞けたらいいなあ、と思っています。例えば「あの信子はいったい・・・」とか、「目玉の巨像だけが別の場所に設置されたのは何故か?」とか、じつはまだまだ聞きたいことがあるんです。
そんなわけで、これが最終回ではありません!だって、この石像が大好きなんだもん!ということで、これからもよろしくお願いします。
石像の写真をいくつか貼って、今回の記事をしめたいと思います。
▼アース
▼オヤジ
▼信子
▼目玉の巨像
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以上。