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【時事】遠隔操作事件で考えた2つのこと

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遠隔操作事件「猫に首輪」で足ついた/日刊スポーツ

この事件に関して考えたことは以下の2つ。

 

■1.警察のネット捜査のレベルの低さ

この事件でもっと重要視するポイントは、ネット操作で容疑者を逮捕できなかったという事実です。防犯カメラの映像から逮捕できたとする報道は、警察のネット捜査力の低さを象徴的に表現しています。

 

我々が知るべきことは、警察のネット捜査力の限界点が、想像以上に低いということです。この容疑者が仮に犯人だったとして、この彼が特別な能力を備えている人物だとは私には思えません。たしかに、一般の人よりはコンピュータとネットワークの知識が高いのはわかります。でも、特別ではない。その特別ではない彼の能力に、ハイテク武装した警察官たちが振り回され、捕まえることができなかった。

 

技術に関しては技術で対抗するしかない。もっと民間に協力を要請して、ネット捜査、ハイテク捜査のレベルを上げるべき。そして法整備も急ぐべきです。ニュースを見た人は「今の技術では犯人を捕まえられない」と誤解をしているかもしれないけれども、私は違うと思っています。警察のネット捜査力が低いです。爆弾や拳銃を使った犯罪に関しては扱い慣れているけれど、ネット捜査は「経験が少ない」「慣れていない」「弱い」ととらえるべきです。経験なんて、経験のある人を取り込めば良い話です。さっさとやるべきです。「(警察が)自分たちで何とかしようとして失敗した」ということを事実として認めるべきです。

 

(私の予想ですが)容疑者は「捕まってもいいという覚悟」もあったのではないかと思っています。遠隔操作の事件だけ起こして、ネットの中でおとなしくしていれば捕まることはなかった可能性があるからです。今年に入ってからいくつかクイズ形式の問題を出し、現実社会に顔を出したところでやっと容疑者を逮捕できた。これって、「いつかは捕まるだろう、それまではこの「遊び」をやり続けよう」という容疑者側の意図のようなものを私は感じます。

 

この事件の犯人を擁護する気はありません。重大な犯罪です。ただ、この事件が勝負であるとすなら、ネット捜査で逮捕できなかったという事実を重くみて、私は「警察の負け」だと思います。ネット捜査力を早急に強化すべきと思います。

 

2.学校では、家族では、何を教えるべきなのか

この容疑者の経歴をニュースで見ると、「都内の名門私立中高を卒業後、理工系大学を中退。専門学校でパソコンを学んでいた」となってました。どの程度のレベルなのか具体的にはわかりませんが、勉強はできた方だったのだと思います。とくに理系、コンピュータの技術に関しては。

 

勉強ができればそれでいい、ということではないことがハッキリわかります。コンピュータの技術が高くても、それを犯罪に使ってしまうと非常に危険な能力となる。

 

ネットがここまで広がる以前の時代では、勉強はできない、学校についていけない、暴力団、拳銃、刃物、爆弾、みたいなストーリーはあったと思いますが、これからは全く違うアプローチのものがより増えていくのだと思います。

 

警察が、ネット捜査を強化することは当たり前ですが、それは対症療法の話ですよね。そうではなくて、原因療法も考えるべきです。そういう事件が起きないような、起きにくいような社会をどうすれば作っていけるか。

 

それには、学校や家族の間で、子どもたちに何をどう教えていくか、ということをみんなで考えること極めて重要になります。

 

ネットリテラシーを教えることも大事です。でも、もっと根本的な話で、人と人との関わりあいや、人のコミュニケーションの取り方や、そういうことの重要さが増しているような気がします。

 

この容疑者は中高時代に「いじめにあっていた」というニュース記事を見かけました。この容疑者にコンピュータの技術がなかったら、事件を起こさなかったと言い切れるでしょうか?別な手段で、別の事件を起こしていたかもしれないです。

 

ネットやコンピュータのことだけに注目してしまうと、本質を見失うかもしれません。課題は多いです。

 

以上。