Sakak's Gadget Blog

商店街、街並み、旅先で出会った瞬間を夢中になって撮っています。名古屋。

【ガジェット】社内のデバイスの連携がとれないようでは復活などありえない

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▼挿絵引用:週刊ダイヤモンド 特集「さよなら!伝説のソニー」2012.2.4

同じSONY商品を使っているのに、連携がとれない。これは致命的としかいいようがない。「このデバイスで買った楽曲があのデバイスで再生できない」「このデバイスで買った電子書籍の続きが、あのデバイスで読めない」未だにこんなことが起きている。

VAIOPS3PSP、VITA、Xperia,SONY Tablet、どこで何を買っても共有できてあたりまえでしょ?という感覚を、こっぱ微塵にうちくだいてくれるレベル。このわかりにくさ&不自由さが続く限り、SONY復活は遠い先。

 

社長が平井氏に変わっても、経営陣が総入れ替えするわけでもなく、ここまでダメにした責任を誰かがとるわけでもない。

何も変わってない。そこだけはたしか。そして、変わりそうな気配も、今のところない。

 

かつてSONYが好きだった人も、デバイス間の連携がとれないとわかった人からどんどん離れていき、その結果、今に至る。SONYは大きくなりすぎた。一度、かつてのAppleのように落ちるところまで落ちて、そのあと、救世主が現れるのを待つしかないかも。

 

大きくなりすぎたSONYは、数千億円くらいの赤字が出ても、たぶんつぶれない。つぶれないんだけど、適当にごまかし続けて、会社としてやっていけちゃうことは不幸かもしれない。「SONYが自分自身で何がダメなのかを気付けない理由」がそこにあるから。

 

個人的には、SONYの経営陣の総入れ替えと、経営人に、技術がわかるエンジニア出身者が入らない限り、何も変わらないと思う。久夛良木健氏のような人が戻ってくると(ビジネスがどのくらい成功するかは別にして)SONYは面白くなると思うし応援しようという気になる。今はそういう大きな決断をするしかないとさえ思う。