日が暮れるのが早くなった。自転車で風を切るのもキモチ良いとはだんだん言えなくなるのかな。
もう秋なんだよね。
時間が立つのが本当に早い。歳を重ねていくごとに、時間の経過を早く感じるのはなぜなのだろうか?
生き方の選択肢をいくつも知り、人生の楽しみ方の想像力もついてきた。これからやりたい事がいっぱいあるぜーって感じなのに、とにかく一日があっという間に終わる。1日、1週間、1ヶ月が目まぐるしく過ぎていく。
サラリーマンだから?子供に合わせた生活リズムだから、生活が規則正しく単調だから?それだけじゃない気がするんだよね。
週末に、友人宅に呼ばれてバーベキューを楽しませてもらった。家がログハウス。薪ストーブ装備。薪ストーブって、ランニングコストや労力を考えたら、ガスや電気のほうが断然、経済的らしいね。
だけど、なんだかうらやましい。
暖かさの種類がぜんぜん違う。でも、それだけじゃなくて。うまく言えないけども、自分たちの力で暖を取っているという「実感」のようなものがそこにはあると思うから、それがうらやましい。
あきらかに大変だよね。薪を調達して、それを斧で割って、ってそれだけ考えても大仕事。好きじゃなくちゃ、やってられない。
だけど、なんだかうらやましい。
エアコンやストーブがあれば、ボタンを押せば温かい風・冷たい風が出てくる。便利で楽。
ただ最近、なんだか「便利で楽なこと」が一番上じゃないって思えてきたんだよね。自分の中で。
「今度、薪を割るのを手伝わせてくれる?」とお願いしてきた。
時間があっという間に過ぎてしまうことと、便利で楽なことばかりしていることと、どこかでつながっているような気もしてきた。
一日の中の1つ1つのアクションに、手触りとか実感とか匂いとか空気とか、そういうものを感じるという工夫が、時間の経過を早く感じるズレを補正してくれることになるのかもしれない。
以上。